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【映画を観ました】プーと大人になった僕

【映画を観ました】
予告をみるたびに泣いていた映画、『プーと大人になった僕』(The Chrispher Robin )いよいよ、本編をみました。

プーさんに出てくるキャラってみんな癖が強くて、幼いながらにヤキモキしたことも多かった。なんでこんなに卑屈なんだ、なんてのんびりなんだ、なんて自分勝手なんだ、なんて適当なんだ。

けど、それって大人になったら誰かの個性として出会う部分で。それを補い合いながら、優しいハプニングにもみんなのんびり向かい合って解決したりしなかったり。

大人になってトゲトゲしてしまったクリストファー・ロビンを、優しくまったり包み込むプーさん、彼が一番大人なんだなと思う。見た目と体裁だけ大人になったクリストファーロビンと、ずっと変わらないプーと。

大人の定義なんてないけど、誰かのことを受け入れながら、自分のペースを守りつつ、誰かの手を引くような、理想とする大人のような。大人というか、人間性というか。プーはずっとあるべきプーでいて、彼の素晴らしさをクリストファーロビンはもともと知ってたはずなのに、再会によって改めて彼を抱きしめる。

プーさんが消えて、丸太の上で待っていたシーンの背中に、自分の忘れてしまって置いてきてしまった素敵なことが重なって、とても胸がキツく締まった。プーがかける言葉も悲しいけど、なによりプーたちがぬいぐるみのまま、ちょっとだけほつれているのに胸がキューーーっとなった。寂しくて、昔部屋にいたはずのぬいぐるみを思い出した。


エンドロールのかわいらしさを眺めながら、終わってしまうんだなあと思った。そしたらなんだか、小さい頃て、プーさんをみたあと寂しい気持ちがしたのを思い出した。

100エーカーの森で、プーさんは蜂蜜の穴から抜けられただろうか、とか。いまもちょっと寂しいけど、その寂しさに優しさや愛しさも感じるようになってる。大人になった僕。


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