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きもちのかたまりのはなし
自分の中に気持ちがあることを感じる。
客観的にとかそういう距離を持って感じるというよりは、体の中に塊として存在しておりほんのりと“重さ”も感じる。
気持ちが他と交わらない物体として体内に存在する。
いま、わたしのなかに、怖い、が居ます。
いま、わたしのなかに、悲しい、が居ます。
いま、わたしのなかに、楽しい、が居ます。
それらの存在に気づくのが鬱になってからは早くなったように思う。
それに気づいたら無駄に膨らませることなく、その気持ちのサイズのまま、気が済むまで居てもらう。
気づいたら居なくなったり、別のものが居座っていたりする。
気持ちにとって、わたしのなかが、いい居心地だといいなと思う。それがネガティブなものであろうと、生み出したのはわたしなのだから。
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