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紙一枚で営業した話

タイトルにもある通り、紙一枚で営業した話をしたいと思います。

営業経験のある方、もしこの記事を読んでくださっているかたがいたら教えていただきたいです。
紙一枚だけを持って企業に営業に行ったことはありますか?

おそらくほとんど無いと思います。
全部iPadにデータ入ってるんで紙なんて持っていかないよ。
なんてことは言わないでください笑

ここまでの記事を読んでくださった方はお分かりかもしれませんが、結構急な展開により時間的にも金銭的にも劇的に追い込まれました。
4~5月に助成金募集が出るであろうという噂程度の情報をもっていたわけですが、2月くらいまでほとんど何もしていない状況でしたので、「いやいややばいでしょ」と3月上旬に思い切りケツを叩かれたわけです。

その後急速に準備をしていきます。
ハンコの作成、法人の登記、法人用口座開設、事業計画の作成…
訳も分からないまま言われるがままに動きました。

その中で、苦労した一つに「営業」があります。

保育園なのになんで?

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私が今やっているのは企業主導型というタイプの保育園です。
要は、企業が利用しやすい保育園を作るので、児童育成協会(というところが管轄しています。)は「そもそもその場所に作って大丈夫ですか?」「ちゃんと需要はありますか?」「誰が利用することを想定していますか?」といった根拠を確認してくるだろうと思ったわけです。
そのようにすでに動いている法人さんもいらっしゃいました。

おそらく本来、認可保育園を作る際には、この辺のことは自治体がやった上で、「保育園をその辺りの場所でやりたい人ー?」って感じで募集をして、決まったら住民説明会をして…って感じだと思うんですよね。

それを全部自分でやる感じです笑


話を戻します。

私は保育園がやりたくて保育園を作りたいんです。

先に開園している同じタイプの保育園が宇都宮市にはいくつかあったのですが、全て自社の従業員が利用することを目的として作ってあるんです。

私がやっているのは、「私が代わりに保育園作りますので、提携して共同で複数の企業で使いましょうよ」
というものになります。

当時は宇都宮市初のカタチでした。
私が開拓者なんですよ。すごいでしょ?

すみません。
なので、需要は私が作らないといけないし、その調査も私がやらなきゃいけないってことですね。


で、タイトルに戻ってきます。
企業にとってメリットのあるものですので、企業の役に立てないといけないですし、必要だと思ってもらわないといけない。
しかも、わたしは保育園を運営するための会社を起業したばかり。
パンフレットもホームページもない。
ネームバリューなんてあるわけないし、当然信用もないわけです。
保育もやったことないですからね。
絶望。勝てそうな要因がない。

でもいわゆる営業活動をしないといけないんですよ。
そんな保育園があるんだったら利用してみたい、助かるよって思ってもらわないといけない。

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【毎週日曜日更新】 お金もない、経営も保育もやったことがないのに園舎まで建てて、ゼロから保育園を作っちゃった人の七転八倒物語。うまくいった…

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