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介護レク@パステルアート|お月見うさぎ|フリーハンドで〇を描くのは意外と難しい?加齢による色覚老化

今晩は中秋の名月&満月ですね。
昇ったばかりの月は大きくて黄みを帯びていました。神秘的。思わず、「こどもの受験がうまくいきますように」ってお願いしてしまいました。

季節のパステルアートに「お月見うさぎ」があります。
パッと見、うさぎちゃんに目が行きますが、この図案のポイントは月です。画用紙からはみ出るくらいの大きな月を描くのがとっても気持ち良いんですよ。指でくるくる~。無心になれます。フリーハンドで塗ります。〇が多少、歪んでも、それが描き手さんの個性や味になります!

ただ、介護施設でする場合ですが。
▶〇を描くのは難しい

利用者さんのなかには指先に「力がない」方や「震え」がある方もいて、うまく〇が描けません。「多少歪んでも、それが味になる」とお伝えしても、ご本人の頭の中のイメージが強く、うまく〇が描けないことを気にされるかたもいます。そして、思った以上に、高齢者にとって〇を描くのは難しいです。そういう場合は〇の型紙やテンプレートを当てて塗ってもらいます。利用者さんも「どこまで塗ればいいのかわかる」ので安心します。

▶加齢による色覚老化
また、黄色という色自体、見づらいかたもいます。加齢による色覚の老化です。白内障などで視界全体が黄色っぽい場合、黄色が判別できない。などなど。40代後半の私もドライアイで視界がぼやけています。目のトラブルを抱えているかたはおおいのでは?

ふんわり淡い色合いが好まれるパステルアートですが、介護施設でする場合は、ハッキリと濃い目の色(コントラスト強め)で塗った図案が良いと思いました。

色からわかる心や脳のサイン
色塗りが得意だった方が、長期入院して退院してからホームに戻ってこられた時、色選びに大きな変化がありました。画面全体が灰色一色だったんですね。スタッフさんもびっくりしていました。。結局、この方は二度と教室に参加することはありませんでした(参加者は施設側で選んでいました)
その方が無表情なのも気になりました。心あるいは脳になにか変化があったのでは? 詳しく知ることはできませんでしたが、このようにレッスン中、「利用者さんが出している何らかのサイン」を見つけることもありました。

このあたりはまた別の機会に記事にしますね。

描き方はYouTubeに投稿しております。
興味のあるかたはご視聴ください♪

最後までお読みいただき、有難うございました。

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