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わたしの生きた道~主治医との関係性~

2015年、私は入院し、それは子どもの進路決定という大きなライフイベントと重なりました。
この時期は私にとって心の混乱を招くものでした。
食欲不振、幻聴や幻視、そして意欲の低下に悩まされましたが、これらはとある罪悪感と比べれば軽いものでした。
疲労困憊し、自己責任の感情に苛まれていました。

精神科治療においては、何が行われている科なのか理解できず、医師に自分の生い立ちや家族の出来事について話すことができませんでした。しかし、声を出すことができない時でも、手紙を書くことは可能です。
将来、主治医が変わった際には、手紙を読んでくれる医師がいてくれると良いのですが、そうでない場合は、その時に別の方法を考えることにします。現在の主治医と比較してしまうこともあるかもしれませんが、それは自然なことだと思います。

長い間、先生は私の主治医として診てくださっています。
以前は月に1回の診察が普通でしたが、最近は何度かの過酷な入院を経験して以来、私の気持ちの変化に柔軟に対応してくれています。
かつては先生が決めていた診察日も、
今では「次はどうしますか?」と尋ねてくれるようになりました。

診察のスタイルは変化しました。
私の好奇心をくすぐる質問や、知識への渇望に応えてくれる医師がいるのです。
実の親と共に過ごした時間を上回るほど、主治医との時間が増えてきました。
かつては距離を置いたこともありましたが、今では彼のもとでの時間は、まるで父親に心を開くかのような安心感を与えてくれます。
まるで家族の一員のような存在感。それが今の私と主治医との関係性です。

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