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【小説家 七色アガサは構想する〜地球人類はたしかに時の境界を超えたのである〜】

遠くのお山の
緑の中に

ちらりちらりと
桜色

冷たい風も
なんのその

優しく強く
逞しく咲く

というのは
4年前
2020年3月29日
の詩である

4年前の弥生は
うららかな天候に
恵まれ 気持ちよく
春を待ちわび
春を祝う

そんな清々しい詩を
書き記していた

そう
4年前までは
なんの疑いもなく
うららかな
気持ちになれた
ものであった

たが
イマこうして
考えを巡らせてみれば

あの時はすでに
時の境界を
迎えていたように
思われる

時の境界

それは
レイの謎の病の
およそ3年間

その間
あらゆる方の面にて
最大級の被の害を
噴出させながら
因果因縁を考の慮せず
一切のダメージをも
顧みずというか無の視し
コトは更に進の行している

奇妙なことに

時の境界を超えた
イマココにおいて

テのレのビの中や
新の聞や雑の誌
などなどなどの
アレコレの情の報

まるで
何事もなかった
かのように日夜
お気楽無責の任情の報を
流布し続けている

時の境界

それは

目には見えない

けれど

たしかに

よ ♡

地球上空宇宙空間
観察記録持続

〈宇宙暦○○○○○年
天の川銀河 地球 観察記録
○○○星人 地球記録〉

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