豊胸成功の立役者!「皮膜」って何?
以前の記事で、ファン院長に”豊胸手術について気になること”を質問してみましたが、ご覧いただけましたでしょうか?
まだの方は是非こちらからご覧ください!!https://note.com/nanahospital/n/ne69fc0e7f198
そちらの記事で、「豊胸手術には皮膜の形成がとても重要だ!」という内容があったのですが、本日はその「皮膜」について詳しく教えていただきます!
Q1.
皮膜って何ですか??
A1.
体の中に何らかの物質が入ってくると、それを包むコラーゲンによって膨らんだ傷跡のようなものができるんですが、それを皮膜と呼びます。
豊胸の場合は、他の整形手術に比べて皮膜の厚さがとても重要になります。皮膜が厚いと胸の感触が固くなり、豊胸の満足度が下がってしまうからです。
Q2.
皮膜はどんな役割を担っていますか?
A2.
簡単に言うと、体に入ってきた異物と他の身体組織を隔離する役割を担って
います。
皮膜は自然に形成され、体が異物による拒否反応を起こさないようにしているのです。
Q3.
皮膜はいつから作られますか?
A3.
皮膜が形成されるまで6ヵ月ほどかかります。豊胸だけでなく他の整形手術でも、組織が安定し傷跡がすっかり治るまでに約6ヵ月かかるとご案内しています。
シリコンバッグを包むコラーゲン膜の形成が術後1週間~1か月ほどで始まり、6か月ほどで最終形態として完成し美しく感触のいいバストになります。
Q4.
カプセル拘縮とは?なぜ起きるの?
A4.
通常はシリコンバッグ包むコラーゲン膜が一重ねできて、リモデリングされながら完了します。
カプセル拘縮とは、皮膜が何らかの理由により二重、三重になり厚くなったり、凝集力が強くなって固くなる現象です。
皮膜が厚くなるカプセル拘縮の原因として血種や炎症があり、その他にも遺伝や免疫による影響が考えられています。
Q5.
カプセル拘縮はどのように診断しますか?
A5.
超音波やMRIなどの検査ではなく、触診により固さで判断します。
皮膜の診断は厚さだけではなく弾力性などから最終的に状態を判断することになります。
Q6.
カプセル拘縮になったら再手術が必要ですか?
A6.
健康上は問題ありません。
しかし、理想のバストを手に入れるために豊胸手術を受けられたのに、形が変わったりして手術の満足度が低くなってしまう可能性が高いと思います。そのため、この場合は再手術を受ける方が多いです。
Q7.
豊胸後に胸が固くなる原因は?
A7.
これまでの経験から、ストレスも原因の一つと言えます。
過度な免疫反応を誘発する身体条件が作られるとカプセル拘縮を引き起こす可能性があります。
術後早いうちに「カプセル拘縮ではないか?」と心配して来院される方たちの中には、ストレス管理や充分な栄養摂取により状態が好転するケースもよくあります。
また、手術上の問題でカプセル拘縮になってしまうケースも中にはあります。例えば切開方法として乳輪切開を選んだ場合ですが、乳管内の乳汁が100%きれいだとは言えず、ある程度バクテリアが含まれている可能性があるので、それらが体内に入れば炎症によってカプセル拘縮になる可能性があります。
(当院では脇切開または胸下切開で豊胸手術を行います)
いかがでしたか?
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