見出し画像

神気枯渇したからじゃなくて?あ、バクだからか!(ユメモの話)


真夜中の夢は熱がこもった事による悪夢。 

二度目の夢も細切れで、仕事したり、写真撮ったり、トラに追いかけられたり、風呂に入ったり、そうだ…屋根だけ焼けていた。焼いたのだと。屋根だけかえるのだと。
その煙燻る雨樋に、雀がいた。中の雛は焼けたのでは?と思った。こういうのは、まるで思い出を思い出すかのように、起きてしばらくしてから映像が浮かぶことがある。

二度目の夢で目覚めて解けなかったのは、不思議な女の人とのものである。

彼女はもちっとした白い肌に漆黒の黒髪だった。
まるで昔の中国のお姫様みたい。

ゆっくり近づいた私に
「冬眠するよ」
という。

私は彼女の器をしげしげと眺める。
1つは大きいお猪口の深いやつみたいなの。
湯呑みくらい大きい。
ゴツゴツしたかんじの陶器で真っ白ではない。土色というか、なんというか。
そこに本当に薄い浅葱色で丸が描かれてる。
シンプルで贅沢感ゼロの器。

もう一つは私が一緒にいるから生み出したという湯呑み。同じ色で同じ模様。

中には珈琲か、何か、飲まれた形跡がある。

「冬眠するの?なんで?」

と私が聞くと、横にいた小柄な男…あれ?人間の形してたかな?わからん。わすれた。狐か?声だけは確かに男の形だった。

「そりゃ、するさ!神気が溜まったんだから!」

「神気が溜まったら冬眠するんだ?」

私はもう一度女の人を見る。
するとこくんと頷いて

「そう。だから、また今度ね」

という。
男?狐?が女の人に

「しかしお前、器増やして大丈夫かよ?冷えるんじゃねぇの?薄くなっちまっただろ?」

というのを聞いて

「え?そうなの?大丈夫?冷えちゃいけないの?」

と聞くと

「大丈夫よ。まぁ、確かに分けたから薄くなっちゃったけど」

と笑う。
そしてその後、シュルシュルと女の人は徳利に入っていた。そしてそれを大きなおちょこで蓋をした。

「冷えると良くないの?」

私は、男?狐?にきいた。

「当たり前だろう!冷えたら死んじまう」

なるほど。私はかぶせてない湯呑みを見る。私が器を増やすきっかけだから、これは温めてやらねば。

「保温袋を買ってこようか。きっと温かいよ」

さて、どこに買いにいこうかな。100均のは…小さいかな?というか買いに行ってる間に冷えちゃったらどうしよう。何か巻いて出ようかな?

なんて考えて目が冷めた。


神気。
それは万物の元となる気。
精神力や気力。
不思議な霊気のこと。

普通、枯渇したから眠って回復するんじゃないの?溜まったら冬眠ってなに?

と思ったけど、夢の中で薄々女の人は獏だと思っていたから
起きて考えて納得した。

あぁ、獏だと夢喰いに行くのに神気つかうのか。枯渇してちゃ寝れないね。

と思った。
冷えたら夢喰いできないのか。
というか死んじゃうのか。
バクって繊細なんだなぁと思った。


私の夢は予知夢でも、警告夢でもない。
たまに夢の中で繋がる人はいるけど、それは稀。
毎回キャッチしてたら私もつかれる。

大抵は、大切な事が隠れている。

今回はこうかな…。
夢を見るためには、夢に潜るためには、夢を喰うためには、神気が必要。

気力や精神力のないままに夢に潜る事は出来ないよ。

目を開いて見る夢もそう。
夢がないって、どうしようって、それは、疲れちゃってるからさ。

あの器1杯ためるのに、多分バクは苦労したと思うよ。

気力や精神力は少しずつしかたまらないし、ちょっとしたキッカケですぐ放出されちゃうからね。

だから、冷えない夢を見るためにも
起きている間は癒やし養いしていかないとね。

そういうメッセージだったのかも。

他にも見た夢ストックしてます。
他人の見た夢なんて…興味ない。
そう思う?
私の夢はけっこうトリッキーだから
物語が一つ生まれるかもよ?笑





サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。