自分を知る② 自分のバリューを知る
ビジョン・ミッション・バリュー
「よく聞く言葉だ」「知っている」「自分なりに考えたことはある」って人はいらっしゃると思います。そしてこの言葉から続く記事は
① ビジョン「実現したい未来・将来なりたい状態」
② ミッション「ビジョンを実現するために自分が果たすべき事象」
③ バリュー「ミッションを果たすための価値基準・行動指針」
こんな感じの順番で説明されていることが多数だと思います。
一般的には会社や組織、集団に対して使われることが多い言葉だと思います。
今回は個人に対するバリュー、つまり自分の価値について掘り下げたいと思います。
「私に価値なんかない。ありふれた人間だ」
そういわれる方がいるかもしれませんが価値が無い、ありふれた、凡庸な人間というのはいません。というか価値があるのに発揮できていない、ビジョンやミッションにコミットできていない場合はそう映ることもあるかもしれません。
貴方は何者なのか?貴方のバリューは何なのか?
ではそのバリューを生かして上から順にではなくバリューからたどり着けるビジョンに向かいミッションを行えばどうでしょうか?貴方は凡庸な人ではなくバリューがあると言う事になります。もちろんヴィジョンはたどり着けるだけではなく自分が向かいたい場所を設定してくださいね?(笑)
ではそのバリューどうやって見つけるのか?
こちらで先ずはセルフインタビューをして頂きたい。
貴方を構成する因子というものは無数にあります。その無数の構成因子も後で話は出てくるのですがバリューは自分の譲れない何か、自分の本質は譲れない価値観、に起因するからです。自分が侵されると憤るなにか。譲れないと思う何かまずはそれを見つけ出してみてください。それが貴方のバリューの主軸になります。
それではゆずれない何かが見つかったうえで無数にあるあなたの構成因子です。自分の譲れない何か以降は価値観と書きますがそれに様々なあなたを構成している因子をぶら下げてみます。その因子は国籍や血液型なんてものもあるとは思うのですがまずは自分が出来る事や趣味をぶら下げてみましょう。
例として私の価値観である
・インプットとアウトプットが好き
・和して同せず
・礼儀正しさを重きに置く
を基準にぶら下げて行こうと思います。
単純にインプットとアウトプットが好きのみを自分のバリューとするとどんな人とぶち当たるでしょうか?
おそらく世の中の名だたる社長や経済人、広告業界の雄などとぶち当たる羽目になります。インプットとアウトプットが好きどころか化け物じみた怪獣みたいな能力ですよそういう人たち(笑)
そうそう勝てる面面ではないですよね?
なにせその業界で鎬を削る最高峰の人材たちです。
「ほらやっぱり自分たちは凡庸じゃないか」
と思うかもしれませんがそこから構成因子をぶら下げてみましょう。
まずぶら下げていくのは自分の境遇。
・インプットとアウトプットが好きで、内部調整が得意、お人好しで、そして田舎暮らし。
さらにそこに出来る事をぶら下げていきましょう
・インプットとアウトプットが好きで、内部調整が得意、お人好しで、そして田舎暮らし。PhotoshopとIllustratorがが使えて、ExcelはMOS程度の能力がある。料理が得意で、栄養士の資格があるので栄養計算が出来る。カメラが趣味で写真を撮る。釣りに行くので魚が捌ける。最近の趣味は出汁の構成アミノ酸の比率を考えながら自作の自然由来のうま味調味料を自作している。
ざっとぶら下げてみましたがこんな感じでしょうか?
「なんかいろいろできるやんお前」
と思われるかもしれないのですが私も凡庸な人間の部類だと昔は思っていました。でもぶら下げてみるとなかなかいませんよね?こういう人?
自分に何の知識があって、何を出来て、何が出来ないのか?
まとめて掘り下げてみないと人って結構気付かないものなのです。
さてここで例をわかりやすいものにちょっと変えましょう
フレンチシェフを基準とします。
フレンチの技術は3人とも同じレベルとします
① フレンチシェフ
② フレンチシェフで世界中の出汁に精通
③ フレンチシェフで世界中の出汁に精通しており香辛料に明るい
さてこの三人?誰が一番おいしい料理を作れるでしょう?
三番目な気がしますよね。
美味しい料理ならそうだと思います。
では前提条件を少し変えこの三人の中で一番お店を繁盛させられるのは誰でしょう?
① フレンチシェフでマーケティングと経理の能力に優れる
② フレンチシェフで世界中の出汁に精通
③ フレンチシェフで世界中の出汁に精通しており香辛料に明るい
さてどの店が繁盛するでしょう?繁盛がビジョンです。
たぶん1番だと思われます。
このように単一の能力だけで人間のバリューは決まらないのです。自分の持っている一見繋がらない能力同士であっても繋がるととんでもない戦闘力を発揮する。そうやって自分のバリューを発掘していくのです。
もう一つ気を付けて欲しいのが自分にとっては当たり前のことがとんでもないバリューであることがあります。自分の日常他人の非日常ってことですね。
例えば
すっげ―貧乏で家計の収入が年収100万の幼少期を過ごした
これに
文字で表現する能力
が重なるともう一冊本が書けそうですよね?
貴方のバリューは何ですか?
一度価値観を基軸にいろんなものをぶら下げてみてはいかがでしょうか?
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