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読書タイトル「1分で話せ」、そう、シンプルにいこう。

https://www.amazon.co.jp/dp/4797395230/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_.D7nEbG3SBH79

世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
「1分で話せ」
ヤフー株式会社 Yahoo! アカデミア学長 グロービス経営大学院 客員教授
伊藤羊一

シンプルに。

私はそもそもシンプルな話が好きです。それこそ1分で明確かつ適切に意図を伝えてほしいと考えているくらい。そんなわけでもちろんこの本は自分の趣味丸出しで手に取りました。
この本の良いところは、例A→Bでシンプルに話した場合と丁寧に話した場合のBefore→Afterがわかるようになっているところ。丁寧な方がいいのかなと思うときもあるのですけど、なるほど、シンプルでわかりやすい。要点のまとめ方なども参考になりました。

序章 人はあなたの話の80%は聞いていない。

これは本当にそう。それ以外、それ以上言いたいことはないです。オーディエンスは聞いてない。

第1章 人が動くために話す。

話すのはなにのため?理解してもらうためではなく、動いてもらうために話しましょう。

第2章 結論に根拠3つのピラミッドで論理的に伝える。

「私の主張はこうです。理由は3つあって、1点めはこう、2点めはこう、3点めはこうです」という組み立てで相手が受け取りやすいようにピラミッドで主張と結論を整理する。

第3章 言葉もスライドもすっきり簡単。しんぷる。

中学生にもわかる簡単な言葉で話しましょう。
そして、通じないときは前提を揃えておきましょう。(こんな事例において、今の時代において、このコミュニティで、など)

第4章 想像してみてください、で右脳を刺激して感情をゆさぶる。

たとえばこう、「想像してみてください、静かな波の音が聞こえてくる作業スペースです」なるほど。

第5章 キャッチコピー「超一言」。

覚えやすく、その一言で、プレゼン全体を表現するようなキーワード、ここでは、「キチリクルン」。口付さみたくなる感じがとてもうまいです。
人前で話す4ポイントも大事。〔1視線、2身振り手振り、3対話するような声、4話の区切りで普段より3秒長く間をとる〕

第6章 結論、根拠3つ、また結論のSDS。

プレゼンテーションのフレームワークを使い分けましょう。
[SDS: Summary-Detail-Summary]
[PREP: Point-Reason-Example-Point]

第7章 ゴールを決める、ただし、結論は誘導しない。

ここではたくさんのポイントがまとめとして詰め込まれていますが、「結論を誘導しない」ことが重要ポイントかと考えました。第1章で説明された「人が動くために」と考えると、結論を誘導せず、相手が自発的に出した「答え」というものがとても大切。できる人ほど、誘導したくなるのでここはぐっとこらえて、くださいね。

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1分で、お願いします。

日常生活で感じていることは、話が長い人ほど、要点が伝わり辛いので、「長く話すのが得意」と感じている人にこそ読んでほしい本です。そして、話が相手にうまく伝わらないひともぜひ。プレゼンテーションや報告書のレベルが上がること間違いなしです。
 1分で、伝えるにはどう話すのがいいのか、考えることが、この本のスタートかな、なーんて。

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