◼️東京散策: 代々木上原〜明治神宮〜乃木坂〜三越前編


この日は代々木上原からスタート。なんだか見覚えのある街並み、既視感?と思っていたら、前月『按田餃子』や『ロスパペロテス』に行く時に通った道だった。記憶力行方不明でびっくりする。

今回の朝ごはんは『katane bakery』の併設カフェ、地下1階にある『カタネカフェ』へ。当然行列で数十分は待つのだけど、小麦の香りが既にご馳走でこれを肴にコーヒー数杯飲めそう。
パリの朝食セットはパン・オ・ショコラにハードやブリオッシュ等のパン、小さなジュースまで付いて880円。なんてことだ。



満足過ぎる朝食を終えて代々木上原から2駅、明治神宮前へ。
ここには行きたかった場所が2つあって、1つ目は『国立代々木競技場』。二重の吊り構造は近未来でモダニズムなはずなのにどこか日本建築の大社を思わせる。凄すぎるぜ、丹下健三。



そして2つ目は明治神宮、の入り口にある『CAFE社のテラス』。建築は一目で分かる隈研吾さんで、大鳥居を眺めながら大福茶を。



そして明治神宮前から更に2駅、乃木坂の『国立新美術館』へ。現在「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」が開催されており、なんと入場無料。東京都税の潤いを教授出来る幸せ、、
大巻伸嗣さんと言えば私はもう幾度も眺めた高松港の「Liminal Air -core-」を思い出す。
今回の展示も空間や人々を包み込み誘うようなインスタレーションの数々は圧巻。



お昼はどうしようか、となった場合最近相当な高確率でカレーに行き着く。今回選んだのは麹町の『アジャンタ』。故・安西水丸さんが足繁く通った店で、いつもマトンカレーとラッサムスープをオーダーしていたようだ。
インド人の店員さんに「辛いデスヨ、、」と云われるが、マトン好きの私は迷わずマトンカレーとナン。
出てきたのは、生涯見たこともないような美しく艶やかな滴形のナン。そしてマトンカレーは、、うん、びっくりする程辛い。割とスパイスの辛さはいける方だと思っていたけど、複雑にスパイスが絡み合い、椎名誠さんの云う「からいはうまい」を体験で実証出来た。しかしマトン美味いな。



店を出て永田町方面に歩き、東京ガーデンテラス紀尾井町に立ち寄る。ビル群に佇む名和晃平さんの「White Deer」が見て観たかった。すると敷地内に大巻 伸嗣さんや青木 野枝さんのパブリックアートも。図らずともこの日は大巻dayとなった。それにしても無料でこれだけのアートを日常的に開放しているとは、東京都税の潤いを感じる(2回目)。



最後は永田町からそのまま帰路に着く予定が、半蔵門線と言えばゆっくり見たいものがあったことを思い出す。半蔵門線三越前のホーム両側に広がる、猪熊弦一郎さんの「創造の街」。三越の包み紙をデザインした猪熊さんの色とりどりに形どられた切り絵のようなアートが続く夢のような空間。



歩いて、電車に乗っているだけでこんなに楽しい、目眩く東京散策。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?