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終演報告 MP23 Heathers teen edition

先週、図々しくも以前宣伝していた東京学生英語劇連盟又の名をModel Productionの2023年度公演”Heathers teen edition"が無事終演いたしました。

今回私の立場は非常にグレーゾーンで、今回の公演の運営初期メンバーではあったのですが、学業の優先を理由にオーディション前から運営メンバーを外れ、版権やホームページといった手伝いだけさせていただくみたいな形でした。
外野だけど内情はちょっと知ってる、、、みたいな感じでした。
(要は非常にずるい立場)

ちなみにHeathersという作品は高3の時にどハマりし、それ以来ずっとお気に入りの作品で、昨年ロンドンで念願の観劇を果たした作品でした。
お話自体はなかなかブラックユーモアが効いてて、HAPPYミュージカル好きな方には馴染みにくいですが、作中で描かれる誰もが通ってきた10代の葛藤や苦悩は共感できますし、なんといってもキャッチーな楽曲、キレキレのセリフと歌詞に心が掴まれます。

でも決して万人受けする作品でもないし、商業ミュージカルとして日本で上演されるのはまずないのかなと思っていましたが、まさか自分が権利をとって自分が愛する団体で上演するなんて、、、。ロンドンで観劇してた時は夢にも思いませんでした。
もちろん版権を取得しようと決めたのは、自分の経験のため・将来のためでしたが、大好きなHeathersの日本初演に関われたという事実は本当に嬉しかったし、何にも変え難い栄誉だと思っています。

さて公演についてですが、
Cast(役者), Seppy(大道具・小道具), Macos(衣装・メイク), Sound(音響), Lighting(照明), LM(ライブミュージシャン)の6つのセクションがそれぞれ輝いていると感じる公演で、それぞれの努力と才能が遺憾無く発揮された総合力が高いかつ、これぞ青春!を感じる時間でした!
MPの好きなところはスタッフキャスト関係なくみんな平等にリスペクトし合っているところ、三ヶ月という短い期間にも関わらず、その信頼関係と尊敬が築かれているからこそ、みんなが輝いていたと思います。
MPでは最後のカーテンコールはキャストだけでなくスタッフも運営もみんなお揃いTシャツでパフォーマンスするのですが、みんながキラキラしている姿でいろんな感情が込み上げてました。

私は仲のいい運営メンバー(忙しくて稽古期間一度もちゃんと見ることができなかったらしい)と一緒に千秋楽を観劇したのですが、”あのHeathers”が目の前で繰り広げられていることが信じられなかったし、知ってるあのシーンが大好きなメンバーが演じているのも信じられなかったし、それをお客様が見ているという事実に感動と興奮でぐちゃぐちゃになってました。
ブラックコメディなのでジョークやセリフでみんなでゲラゲラ笑って、興奮したらWhooWhoo言って、演出や照明や音響や衣装、舞台セットにつくづく感動して、感情もリアクションも忙しくて、翌日喉を枯らしました。

最高に楽しかったです。 
間違いなく人生で一番楽しかった観劇だったと思います。

公演後のお客様やメンバーへのメッセージで「Heathersを知るきっかけになった!」「公演後にHeathersのサントラずっと聴いてハマった!」といったお言葉はHeathersのファンとして、版権を取った身として本当に嬉しい言葉でした。

連日、英語での交渉まぁまぁ大変だったし、トラブルも何回もあって、心折れかけたけど優しい担当者さんが親身になってくれたおかげで無事版権が取れました。担当者さんにもあらためて感謝しています。(ここでいっても届かないので、ちゃんと担当者さんにもメールはします)



なんか終演報告なのに、自分のことばっかり話してしまいました。すみません。
もしMPが気になった方がいらっしゃいましたら、公演写真もアップデートしたので、こちらのホームページを覗いてみてください。
↓↓↓



たった三ヶ月、学生団体でもこんなに楽しかったから、商業ミュージカルで日本に作品を輸入する仕事ってすごく楽しいんだろうなぁって思った1日でした。
あらためて自分の将来をポジティブに認識することができて、すごく良い経験をさせていただきました。

さて、明日からまた刑法の試験です。
頑張ります!!!

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