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”自信を持つ”ということ。(Voice essayあり)

「自分に自信を持つ」。
これは、私が小さい頃からずっと抱えてきた課題。
「自分に自信が持てる」という状態は、どこか漠然としていて、追いかけても掴めないような、ずっと憧れのままのようなそんな感覚が私の中にずっとありました。

「どうして、こんなに自信がないんだろう…」何度も何度も考えて、やみくもに努力をしてみたり、誰かのまねをしてみたり。
でも、やればやるほど、「自信がある自分」からは遠ざかっていくように思えました。

なぜ、そんな違和感を覚えたのか。
今思うと、そこには「自分に気づいて欲しい自分」が強く存在していたからだと思います。

昨年とても色々なことがあって、人生で初めて、私は私自身に申し訳なくて涙する、という経験をしました。
自分の尊厳を自分で傷つけてしまったように思えたことがあり、その時に、「自分の心は、他の誰かじゃなくて、自分に1番気づいてほしいんだ」とすとんと腑に落ちたのです。

それに気づいてからは、”自分との約束を守ること”を大切にし始めました。
(まだ守れない時もあるけど…その時は、自分に謝るようにしています)
例えば、週に1度は、自分と対話する日を作ること。
急な仕事のために自分との予定をずらさないことなど。

最近は「自分とパートナーになる」という言葉や考え方がとてもしっくりきています。

「自信を持つ」ということが、永遠に手の届かない遠い憧れのことのように思えていたけれど、自分の本当の心を無視しないで、まず自分が気づいて認めてあげる。小さなことでもいいから自分の心に沿って行動をする。それを繰り返していくことで、自分を信じられていくように今は思います。

自分自身への安心が「自信」ということなのかなと感じる今日この頃。
「自分で自分を認めていく生き方」が、これからの指針になりそうです。

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