変化や進化をポジティブに捉えて、「Let's make it Together!」な2023年に。
こんにちは。Money Forward Vietnam (以下、MFV) 代表の永井です。前回の記事から半年が経ちました。2023年を迎えるこのタイミングでMFVの取り組みや・思いを発信させていただきたいと思ってます(こちらのブログでは社内へ共有している内容を一部編集して外部向けに公開させていただきます)
MFVの2022年
この1年間様々なことがありましたが、MFVとしてのハイライトは以下の3つです。
ハノイオフィスを開設
2022年4月にベトナム国内2拠点目となるハノイオフィスを開設しました。ベトナムにはホーチミンにもハノイにも優秀な国立のIT大学があり、それぞれロケーションごとに異なった特徴があるとも言われています。より多くのメンバーと出会うことを楽しみに拠点開設に至りました!QA(品質保証)QC(品質管理)チームの新設
ベトナムで行っているプロジェクト開発も多くなってきて、良い品質を担保するための仕組みづくりを行いました。今ではQAQCに携わるエンジニアの数も増えてとても頼もしい状況です。開設準備中のインド開発拠点との連携スタート
マネーフォワードでは国外2拠点目としてインド開発拠点の立ち上げを行っています。検証フェーズとして、インドのエンジニアとベトナムのエンジニアが一つのチームとなって共同開発をすることに取り組んでいます。
その他、開発プロセスの平準化、カルチャー浸透のためのスキーム構築やカルチャーワークショップの定期開催、評価レビュースキームのリニューアル、そして経営体制も変わりました。多くのメンバーも入社してくれ、1年で組織も大きく拡大しました。
ITマーケット(特にSaaSマーケット)を取り巻く環境は非常に良く、投資もしながら成長を加速させることができました。
”In the Middle of Difficulty Lies Opportunity.”
困難の真ん中にこそ好機がある!
2023年を目前にした今、世界経済はインフレや景気の減速で新たな局面を迎えています。一時はGAFAM5社の時価総額の合計が東証一部全体の時価総額を抜いたと話題になりましたが、特にIT業界は今年の年初から状況は変わりチャレンジングな環境になりつつあります。
「外部環境は厳しいけれど、気持ちをひとつにして前向きに乗り越えていこう!」という気持ちが一層大切なタイミングかと思っています。
私自身のこれまでの社会人生活の中でも、想定もしていないような変化や会社の方針が突如大変更!となったことはありました。瞬間的に落ち込むこともあるのですが、むしろ”困難の真ん中にこそ好機がある” というアインシュタインの言葉を思い出して、そんな時こそが最大の勝負時だ!と一層のポジティブマインドを持つようにしています。
起こってしまっていること自体は”どうしようもないこと (uncontrollable)”な場合も多いですが、その状況から少しでも良い状況にしていくために自らアクションを取っていくことは”自分ごと (controllable)”です。
いろいろなことが発生しますが、”困難の真ん中にこそ好機がある (困難な時こそが最大の勝負時)”というのは、私が基本としている考え方です。
2022年は多くの新しいメンバーが入社してくれて、2023年はより強い組織作りのために時間を使うことができると思うとワクワクします。今年はずっと短距離走と中距離走を繰り返している感じで走り続けていて、楽しかったのですが、実は常に酸欠状態でした (笑)
今年たくさん走ってつけた体力と筋肉をもとに、来年は腹式呼吸で良い酸素を取り込みながら身体をコアから強く強固にしていく、そんなイメージを持っています。そう考えると心と脳からエネルギーが出てきて、改善していきたいことや新しく取り組みたいことがどんどん出てきています(実際に書き出したら長いリストになってしまったので、タイミングと優先順位を考えたながら取り組みたいと思います)
実際に新たな取り組みとして決まっていることはすでにあります。
これまでは、立ち上がりのスピード感やフレキシビリティを求めるという背景から”スモールチーム権限委譲”というコンセプトで進めてきました。組織や開発がある程度以上の規模となったこれからは、より良いコラボレーションの下、より良いプロダクト作りをするためにチームや組織、ロケーションの繋がりを強化していきたいと考えています。
さらなるUser Focusへ!
そして、さらなるUser Focusへの追求に取り組んでいきたいと思います。先日、日本のビジネスチームのメンバーがMFVの開発チームに対して「ユーザーやマーケットを理解して確実なプロダクトを届けてくれる。ユーザーが使うということへの想像をめぐらせて、提案や指摘までしてくれる。そういう思考を持っている開発チームだから、良いプロダクトを出すことができているし、日本チームとしても安心してさらなるビジネス拡大に集中できる。」と話してくれました。MFVの開発チームは一度プロジェクトに入ったら基本的にそのプロジェクトに数年単位で関わっていくので、月日をかけながらその領域の知識と経験を深め、日本のビジネスチームと密なコミュニケーションを取りながらプロダクト作りをできることはエンジニアとしての醍醐味になっているようです。
上記の会話から、どんな役割を持つチームでもUser Focusのマインドセットを持つことがいかに重要かを改めて感じさせてもらいました。プロダクト開発をしているエンジニアは日常的にユーザーと接するわけではないけど、どのようなユーザーが (who) どのような理由で (why) どのように使うのか (how)、そして私たちはどのような価値をお届けできているのか (what value) ということに向き合っていきたい。そのために必要となる新しい取り組みがあるならば、しっかり取り入れていく、そんな1年にしていきたいと思います。
さまざまな変化をポジティブに捉えていく1年に!
先ほど”困難の真ん中にこそ好機がある”から、ポジティブに思考を切り替えていくことが大切と言いましたが、誰にとって大切なのか?もちろん会社にとっても大切ですが、一人一人の人生にとっても非常に大切だと私は信じています。
さまざまな変化や進化が出てくると思うので、それをいかにポジティブに捉えていくか。人生をより強く逞しく、そしてカラフルなものにしていくために、MFVのスローガンである「Let's make it Together!」の精神で2023年もがんばっていきます。
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