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野草食日記 184 庭に山菜のキランソウが生えていた

2月ごろ、庭の一角に地面に張り付くようにして生えている植物を見つけました。
何だろう?!
引越しの度に植え替えては持ってきた、ジュウニヒトエ (アジュガレプタンス) に似ているのですが・・・。
ジュウニヒトエは中心部分が立ち上がっていますし、葉の色も違います。
特徴的なのはこの植物の葉脈が赤紫色をしていることでした。

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これがジュウニヒトエ(アジュガレプタンス)。春にタワー状の青い花が咲き、葉脈は赤紫ではない。

しばらく名前不詳の時期が続きましたが、ある日突然閃いたのです。
山菜の検定試験のテキストに載っていた「キランソウ」だ!

別名「ジゴクノカマノフタ」、その風変わりなネーミングがとても印象的だったのですが、実は昨年、近くの里山でも何度か見かけたことがありました。
花が咲いていないとなかなかそれとわからないものですね。

ネットで調べてみると、ジュウニヒトエに似ていると思ったのも当然で、キランソウの学名はajuga decumbens、そしてジュウニヒトエの別名は、セイヨウキランソウだったのでした。
同じ仲間の植物だったという訳。

山菜のテキストに載っていたのは花を使う料理でした。でも葉っぱも食べられるというので、早速実食です。
茹でて口に入れると、まずパンチのある苦味が広がり、そのあと野菜らしい味に変わります。
小松菜に似ているかなぁ。
私は結構好きな味です。

あまり量が多くないので、すぐ食べ終わってしまいましたが、ジュウニヒトエと同じくランナーで増えそうです。

もう少し量を採取できるようになったらきちんと料理にしてみたいと思います。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。