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野草食日記 197 竹の子の姫皮とふぐ皮の酢の物

去年、山で初めて竹の子を採ったのが4月20日過ぎ。
5日に夫が山に見に行くというので、まだちょっと早いんじゃないの?!と言っていたら、1本抱えて帰ってきました。

皮を剥くと竹の子はとても小さくなってしまい、煮付けにするほどのことでもない。
下茹でして、4枚にスライスして醤油をまぶし、魚焼きグリルで焼いて、日本酒のアテにしたらそれでおしまい。
早くに採った竹の子は柔らかくてとても美味しかった。
何でも若いうちは柔らかいのねぇ・・・なんて思ってみたり。

後に残った姫皮も、春の香りを楽しめるので、もちろん大切にいただきます。

冷凍庫に残っていた最後のふぐ皮を解凍し、きゅうりと合わせて酢の物に。
少し白味噌も加えました。
庭の山椒の木も、ちゃんと春の到来をキャッチしていて、芽吹き、葉を展開し始めています。

季節の巡りは素晴らしい。
人の世が不安の嵐に飲み込まれていても、それぞれがそれぞれのペースできちんと自分を生きています。
ハルジオンはタンポポの花を咲かせないし、だからといって相手の批判もしない。
そのようにありたいなと思うけれど、なかなか、なかなか。
自然はいつも私のお手本だなと思います。

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