野草食日記 92 山菜料理の会
野草食を始めて、ひたすら自分ひとりで料理し、家族に食べてもらい意見を聞くということを続けてきました。
また最近は近所の方にご披露する機会もあり、興味を持って下さる方も増えてきて、とても嬉しくありがたいことだと思っています。
これまでは自分から発信するばかりでしたが、だんだんと他で野草を料理するかたは一体どんなふうにして食べているんだろうと素朴に思うようになってきました。
そんなときに飛び込んできたのが、山菜料理の会の情報です。
2週間後になんと鎌倉で開催されるというので、主催の方に早速電話をしてお話しを聞き、すぐ申し込みました。
当日行ってみると一般公開イベントではなさそうで、知り合いのみのクローズドな印象でしたが、参加者の中には野草ファンの方や山菜エキスパートの方もいらっしゃり、全員初対面の方ばかりなのに話は尽きませんでした。
お料理は手が込んでいて本当に美味しかったです。
とくに感激したのが、山菜のオイル漬けとクリームチーズのカナッペ、手作りの豚の塩ハムと赤玉ねぎソース、アロニアのスムージー。
山菜のオイル漬けを使ったミートローフも絶品でした。
沢山刺激をいただいて、本当に幸せな1日となりました。
これは山菜トマトスープを使った具沢山のお素麺。最高!
主催の稲葉さんによれば、調味料は殆ど使っていないとのことです。
ウドや行者ニンニクも栽培ものではなく、山に分け入って自然のものをいただくと食感、香り、効能まで違ってくるのだとか。
そういえば、この冬、お茶室の庭にこぼれ種で育っていた大きな小松菜があったのですが、これが今まで食べたどの小松菜よりずっとずっと美味しかったことを思い出しました。
昔、宅配で取り寄せしていた有機栽培の小松菜より美味しかった。
小松菜は山菜ではありませんが、自然の中で人の手が全く加えられていない状況で育った植物の逞しさ。
それを採取してすぐにいただけることは、もしかしたら生きる上で最上の喜びなのかも・・・と思わされます。
山菜と野草、今回参加してその違いは?という疑問が湧きました。
この日購入させていただいた本によると、野草は全ての野の草で山菜や野草も含まれてる、その中で食べられるものが山菜や薬草と書かれていました。
ヤブガラシも山菜?!になるのかな?
そのあたりはまた追い追い調べていくことにしましょう。
野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。