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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2022年2月の記事一覧

野草食日記 281 西洋カラシナのカレー

大船のインド食材屋さんで買ったスパイスで、カレーを作ることにしました。 はじめはスペアリブだけの予定でしたが、残っていたセイヨウカラシナも使って盛り合わせにすることに。 玉ねぎとセロリでオイルフリーのアチャールも添えて。 汁気が多いカレーにはやっぱりバスマティライスが合う合う! 〜食べる野草を観察する「なな艸の会」〜 公式Lineアカウントに登録すると、開催が決まった際に先行案内が届きます。 セイヨウカラシナのカレー覚え書き

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野草食日記 281 西洋カラシナと紫人参の白和え

昨年4月に「美味しい野草の観察会」をさせていただいたゆいの畑で、3月に なな艸の会を開催したいと思い、先日伺ってきました。 相変わらず、清々しく気持ちの良い所です。 この時期、こちらでは立派な西洋カラシナが生えています。 下の写真は今年のセイヨウカラシナ。 これはちょっと小さめの株です。 上には写っているのは野菜畑と区切るための竹の囲い。 内側には野菜が植えられていて、西洋カラシナは囲いの外、つまり雑草扱いというわけです。 これが特段見向きもされず、あっちにもこっちに

野草食日記 280 ちょっぴり和風な発酵ミミナグサポテト

今回はオランダミミナグサの優しい味わいを生かすため、強い香りのものは入れないレシピにしました。 ポテトはミミナグサのザラつきを緩和するように、半分くらい形を残すように潰してあります。 茹でてみじん切りにしたオランダミミナグサをすり鉢で擂ったら、作り置きの酒粕ペースト、白味噌、牛乳、粉チーズを混ぜ、茹でてカットしたジャガイモを加え、潰すように混ぜます。 さっぱりといただける、春らしい色合いのポテトサラダです。 食べる野草の観察会を月に1度開催しています。 過去の観察会は下の

野草食日記 279 オランダミミナグサのグリーンフムス

昨年から観察会に参加してくれている野草大好き小学生Mちゃん。 オランダミミナグサは喉越しは良くないけど食べられるよーとお伝えしたら、庭のあちこちで見つけては摘み、見つけては摘み。 その後どのようにして食べたのかとても気になっています。 そして、同じ日にご参加の吉田麻理子さんが、noteで当日の様子を記事にして下さっていますので、リンクを貼っておきます。 レポをありがとうございました! というわけで、今日もオランダミミナグサを使った料理です。 大船に昨年できたインド食材

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野草食日記 278 オランダミミナグサ入りサーターアンダギー

冬場はとても甘いのに、ケバケバで喉越しが残念なミミナグサ。 素材の甘味を生かせるレシピとはならないけれど、薬効もあるらしいので、小麦粉の生地に混ぜ込んでサーターアンダギーを作ってみました。 オランダミミナグサの中国名は「婆婆指甲菜」。 内服、外用共にするようですね。 肺や胃、肝臓にも良さそう。 こちらによれば、少し身体を冷やす性質があるので、温める作用のあるシナモンで中和することにしました。 うちの在庫を見たら黒砂糖は残り少なかったため、足りない分はきび砂糖で、またベー

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野草食日記 277 ハコベの辛子和え

春の七草のハコベをサラダに混ぜると、ちょっと青臭いようなクセを感じます。 ハコベを噛んだ瞬間、すぐその存在がわかるんです。 あ、私噛んだぞ!って。 お粥に混ぜると美味しいのに、なんでこの匂いが気になるんだろう。 そんな気持ちがどこかにあるせいか、お浸しにして食べようという気にあまりなれませんでした。 同じように感じていた人がいたと、先日新たに購入した山菜の本を見た時に嬉しくなりました。 そこにはこう書いてあります。 ハコベは年中摘んで食べられるが、多少青臭いので、おひた

北鎌倉野草部 26 なな艸の会2月 開催記録

2月のなな艸の会は、北鎌倉にある古茶室・宝庵の庭をお借りして開催しました。 やっぱり2月中旬は寒い❄️❄️ それでもこんな時期だって元気な野草はいるんです。 だって春はもうすぐそこですから。 浄智寺山門前の甘露の井に集合、道すがら野草観察をしつつ宝庵へ向かいます。 宝庵へ到着。 今日のフィールドです。 和の庭園でお馴染みの植物が実は生薬の原料になっていたり、 ノビルと毒草の見分け方をお伝えしたり。 同じ北鎌倉でも場所がすこし違うだけで、生えている野草が違います。

北鎌倉野草部 25 なな艸の会1月 開催記録

気温が上がるという予報だったこの日、風がと〜っても冷たかったです。 どんなに寒くても、風が冷たくても。 きりりと引き締まった森の空気、かさかさと踏みしめる枯葉の音、 土色に支配された世界の中に、密かに息づく春の息吹。 それは今しか味わえない、愛おしい自然の姿だと思います。 この時期は野草も少ないです。 なので、これ迄サラッと流すだけだったスイバについて詳しくお話ししました。 子供の頃、酸っぱい葉っぱを齧った経験のある方は多いと思いますが、今回のなな艸の会では、齧るだけじゃ