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#19 キルギス家庭料理

キルギス料理は基本、肉、小麦粉料理(パン、麺)、乳製品、ジャガイモで構成されている。そして田舎町では、すべて1から手作りにするので、「キルギス嫁の負担が重すぎる件」でも書いたが、1日4〜5回の食事を作るのは一仕事。夕飯なんかは16時ごろから19時半頃まで3〜4時間かかって作る。

基本的な味付けは、塩胡椒、トマトペースト、唐辛子、ウスターソースのみ。味付けは基本変わらず、中身が変わって行く感じ。基本肉食なので、羊肉は必ずと言っていいほど全ての食事に入ってくる。日本人で魚を綺麗に食べることを「猫泣かせの食べ方」と言うがキルギスでは「犬泣かせの食べ方」とでも呼ぼうか…ナイフで骨についた筋から繊維から軟骨から綺麗にこそぎ落として食べる。

犬泣かせの食べ方
牛肉のピラウ(ピラフ)
ボルソック(揚げパン)とお茶目なおばあちゃん
羊肉と羊肉を煮た時の出汁
手作りのパン
マントゥ(餃子)
山の羊飼いの家での手作りパンと作りたてバター
ガンファン(これはひとりひとり皿に盛られて提供された。ご飯とマッシュポテトに羊肉と野菜で作ったグレービーをかけたもの)
コイマック(揚げパン)
カッタマ(インドのパラタみたいなパン)
クルダック(羊肉とジャガイモとパスタの煮物
ハーブはディルが多用される)
ジャルコップ(羊肉とジャガイモなどを手打ち平麺とスープで煮たもの。スープはスープで別に飲む)
毎食基本このチャイセット(ジャム、バター、砂糖)がパン、ボルソックと共に食卓に並ぶ。バターは脂質多めの黄色バター、普通のバター、牛乳の湯葉のようなフレッシュバターの3種類がある)
サムサ(元々はロシア料理らしい)
オロモ(ニラ、卵、にんじんなどの野菜を大きな餃子の皮のような生地で巻き込み蒸したもの)キルギスには珍しくベジタリアン

お父さん、お母さんがお友達の家にお呼ばれして夕飯におらず、オルモン君も山に行っていていない夜、今日はカップラーメンでよくない?スーパーで出来合いのもの買ってこようか?とディアナに言ってあげたいが、カップラーメンもなければスーパーもないので、なんらか作らざるをおえない…毎日私も手伝っているので、私もキルギスの家庭料理に詳しくなってきた。

レストランではあまり家庭料理は取り扱っていないだろうから、ぜひエムゲク・タラア村を訪れて、オルモン君ちのゲストハウスで家庭料理を楽しんでください。料理も教えてもらえますよ!

◆オルモン君ちのゲストハウス⇩

24/June/2024

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