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非日常のワシントンハイツ~InTheHeightsを観て~

こんにちは、Nanaです。

本記事はトレーラー(予告動画)以上のネタバレはありません。



先日、「In The Heights」というミュージカル映画を観ました。

アカデミー賞有力候補とも言われている作品です。

恥ずかしながら、今までディズニー(ピクサー)作品以外の洋画もミュージカル映画も見たことがありませんでした。なので自分にとっては新しい挑戦となる観劇になりました。


簡単に感想を記録しておきます。

①壮大さ

町中みんなが歌って踊るシーンの壮大さたるや。。。
予告を見て想像はしていましたが、本当に圧巻でした。
映画館で見る良さがここにある、って感じがします。

まず冒頭のシーンで、ちょっとずつキャラクター紹介をして観客を作品に導入してからの町中が一緒になって画面いっぱいの人が歌って踊る。そこでタイトルクレジットが入るのが最高にかっこいい。引き込まれました。

あとみなさん言っているんですけど、プールのシーンですよ。
壮大で豪華でかっこよくて。本当に本当に圧巻です。

コロナ禍で、あんなに人がいるところ久しく見ていませんし、誰もマスクしていないし、非現実感がすごい笑
ただただ元気がもらえます。

ただ一言、これだけ主張させてください。
映画館の大きなスクリーンで見るべきです!!!


②テーマ性と音楽

正直なことを言うと、この作品のテーマは重いです。
人種に関わることですぐに解決する問題ではない。作品中で本人たちもそう言っているけど。
そして日本人にはなじみが薄い。日本に生まれ育つと人種問題を見えないものとして扱うことに慣れてしまいます。人種差別や不法移民の問題について幼いころから知っていた・意識していた人は少ないと思うので、とっつきにくいと感じる人もいるかもしれません。

…でも!それをはるかに上回る音楽がこの作品の魅力です!

まじでかっこいいんですよ。本当に。

ミュージカルっていきなり歌いだすのが苦手な人もいますが、話し言葉に近い”ラップ”をメインに用いているため少し入りやすいかもしれません。
逆にラップが苦手な人もいるとは思いますが…

壮大さとも重なりますが、人数が馬鹿みたいに多い(褒めてる)からこそ出る音の厚みや訴えかけの強さがあります。
とにかく「観ればわかる」かっこよさ。
何も考えず映画館の座席に座ってください。「なんかすごい」と圧倒されること間違いなしです。

入りは音楽で良いんです。
そこから、不法移民や人種差別といった問題について考えるきっかけになれば、この作品のエンターテイメントとしての本質的な価値になるんだと思います。


③演者とキャラクター

何度も言うように私は詳しくないので、この演者さんがどれほどすごい人なのか、反対に無名なのか知りません。(あ、これを書くにあたってちょっと調べましたけどね。一応。)

そして私には演技の善し悪しもわかりませんが、下手でないことは確かです(当たり前)。一人一人がすごくリアルなキャラクターとして私の目に映りました。
普通、いきなり言葉から歌に変わるなんてありえないはずなのに、本当に一人の人間が自己表現として、語り、歌っているのだと感じさせられました。

これは演者さんの能力ももちろんだし、キャラクター設定やその配役もばっちりだったんじゃないかな、と思います。

そんなわけないけど、ワシントンハイツに行ったらウスナビたちに会えて、今の状況を話しているうちに歌に変わっているんじゃないか、と思ってしまいます。
それくらい私にとっては、非日常であるからこそリアルに感じられました。



とにかくみなさんにおすすめの映画です!

簡単ではありますが、洋画初心者の大学生による「In The Heights」のレビューでした。
ぜひ劇場でご覧ください!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Nana

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ケーキが食べたいです。今はモンブランが食べたい気分。