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真夜中のひとりごと vol.12


掻き消されないで
ぬるい波にさらわれても
怯まないで
新しい日が来ても
捲れたトタン屋根を軋ませる
この風は
皮膚の隙間に入り込んで
うっすらと蝕んでいく
静けさ
ばらばらに剥がされて
まるはだかの感受性
守り抜いて
この風に障られても
殺さないで
新しい日が来ても

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