「自分にやさしい時間」×「社会にやさしい時間」 重なるところを見つけよう
日経COMEMOのお題「 #やさしい時間 」。コロナの猛威が高まり、自粛疲れも極まったこの時期。ちょうどそんなようなことを考えていました。
コロナ禍・・そろそろ1年たちます。初期段階からリモートワークの導入を急ぎ、急激な変化への対応に追われ、仕事面でも気苦労が多い年でした。プライベートでも人と会う機会が激減して、孤立感や閉塞感でパンクしそうになった時もあります。感染症のような自然の猛威は理不尽そのもので、政府の対応を責めてみるものの、人間のできることの限界を感じることもしばしばです。
そもそも変化に適応するのはものすごいエネルギーがいるもの。ましてや、自分の日常の行動が社会の行く末に影響を与える、運が悪いと自分や家族の運命を変えるような選択を長期間にわたり迫られるというのは異常事態なわけです。
足元で自分の在り方を見直さないと、このままだと持たないなぁと限界を感じたとき。できないことに目を向けずに、できることに目を向けてみることはできないか?と、ふと視点をひっくり返してみました。
コロナ前からやりたかったことと、コロナ禍でもできること、この二つが重なることはないか?
この問いを突き詰めて、行きついた私の結論は、
「そうだ!睡眠時間を増やそう!」
というものでした。
コロナ前から、「あと1時間寝たかったのになぁ」とか、「思う存分寝て疲れが残らない生活をしたいなぁ」・・・思っていませんでしたか?
大人になってからというもの、ずーっと「もっと寝たい」という気持ちは浮き上がってきていたわけですが、人からのお誘いや孤独を紛らわすため、または刺激や高揚感を感じるために、ついついあちこちに顔を出していました。それがまったく途絶えた今。あんなに焦がれた「思う存分寝る」というのに一番適している状況が現れたわけです・・!
なので、緊急事態宣言中は、#睡眠強化月間 と銘打って9時間睡眠を目指すことにしました。
コロナの感染防止も、我慢するという意識があると続かないですし、ストレスがたまります。
睡眠を増やせば免疫力も上がるし、風邪をひいてもすぐに回復するので「念のためPCR検査を」ということにならずに済みます。外出自粛のストレスによるメンタルのダメージも回復するでしょう。コロナ感染防止に協力しつつ自分の欲求を満たす、なんなら電力需要を減らすことにも寄与するわけで、これは三方良しの発想ではないかと思います。
「コロナ前からやりたかったこと」と「コロナ禍でもできること」の重なる部分を見つける、これはすなわち「自分にやさしい時間」と「社会にやさしい時間」の重なる部分を見つける、ということでもあります。コロナ禍で苦しんでいる方たちが多いなか、ダメージの少ない立場である自分はたまたまそうだっただけなので、自分にやさしいことだけをやっていると罪悪感を感じてしまうのですね・・・だから「社会にやさしい時間」という掛け算をして、物理的にできる立場だからこそ感染防止に最大限貢献したいと思ってます。
さて。この問い。他にもないか?と考えるとわくわくしてきませんか?
私が他にやりたいことはこんな感じです。
名著といわれる分厚い本を読む(「サピエンス全史」とか・・・)。そしてそれを地元の図書館に寄贈する
カーボンゼロについてもっと理解を深める。個人としてできることを見つけて、日ごろの生活に取り込んでみる
法律や財政などのテーマで新聞をじっくり読んで、自分の考えをnoteにまとめて発信する
コロナ禍でなくても、まったくもって可能だった行動ですが、今なら意義深さが増しますよね。九時間睡眠をキープしながらこれにチャレンジするのはなかなか忙しそうですが(笑)。
「自分にやさしい時間」と「社会にやさしい時間」の重なる部分を見つける、この発想で今を充実して生きる人が増えて、コロナという自然の猛威を最小限のダメージでやり過ごせることを祈っています。
( #睡眠強化月間 一緒にやる人が増えるといいな・・!)
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