スマイリー小松とファンタジー
約2年半メインボーカルを務めさせていただいたスマイリー小松とファンタジーが1月7日を以って解散いたしました。
2年半と書くと「そんなに短かったかな?」という気もするけれど、本当に思い入れがあったので暫く気持ちの整理がつかず。
なかなか筆をとる気になれませんでした。
とりあえず解散ライブの振り返りをしながら書いてみようと思います◎
昭和97年ということで、もう少しで昭和も100年(?)となりますね。
最後のフライヤーのお写真は95年の12月、小松さんがまだいた頃のもの。思い出深い一枚です。
いつもは次回のフライヤーを置いている入り口も特別仕様に。
第一部のセットリストはこんな感じ
このセットリストを晋さんに提出したときは、「(難易度Sランクが3曲続いてる.....?)」と絶句されましたね笑
でもどうしても気合いというか、私の中の熱を皆さんにお伝えしたくて押し通しました。
という事で気まぐれヴィーナス、夏にご用心、夏に抱かれての3曲をぶっ通しでお届け。
でもとっても楽しかった(写真も映像も楽しそう)。
ファンタジー第一回目のステージも、一曲目から同じ服で気まぐれヴィーナスを歌ったんだよね。
特製福袋を持って戻ってきました。中身は心踊る昭和の駄菓子詰め合わせ!あたり前田のクラッカーやソースせんべい、ラムネ、なんか水で溶かすとジュースになる粉、変わり種でけん玉やあやとり、めんこなど盛りだくさん✨✨
じゃんけん大会は二部で行うのでみんな何出すか決めておいてねー!という感じでした。
衣装はオールディーズっぽいセーラーカラーのサーキュラーワンピース。この日は新しい衣装ではなくて、ファンタジーで着た思い入れのある衣装を着ると決めていました。
前に着た時はこれですね↓
夏の曲たちから一変して雨だれ、花しぐれと少し湿度の高めなお歌を。どちらも大好き。
雨だれについては前に書いたものがあるので興味があれば読んでみてください。
そしてゲストコーナーではスマイリー小松とサウンド・トラベルより踊るミエ登場です。
ファンタジーのレパからロマンス、17才を歌ってくれました。普段見られない可憐な姿に会場もメロメロでしたね(いつもはパキッとしたオンナ!!て感じです)。
わたしミエっこが濃いめの口紅してるとこ好きなの。。意外とサントラの時はヌーディな色が多いのよね、ファンタジーで見れて嬉しい。すき。
素敵なパフォーマンスをありがとうございました✨✨
旅愁、ラブレターで一部は終了。
ラブレターはずっと応援してくれていたお客様が大好きだった曲で(事情があって今は来られなくなってしまいましたが)、またいつか聞いてもらえる日が来たらいいなって思いながら歌いました。
ファンタジーは本当に優しいファンの皆様に支えられていて、あぁこの曲はあの人がすきだったな〜、これみんなが楽しそうに聴いてくれてたな〜、などセットリストを考えながら皆さんの顔が浮かびます。
ロッキーは照明が明るめなので歌いながらお客様一人一人のお顔がしっかり見えるんです。すごくリアルに歌の感想を感じ取れるというか、良いも悪いも伝わってくるんですよね。楽しそう、つまらなそう、寝てる!とか笑
さて、第二部のセットリストはこちら。
最終公演のセトリ、偏ってるよね笑
それもそのはずで、今回はわたしの好きな曲を詰め込んだからなんです。年末にミーティングをした時にベースのかずくんが「最後はななの好きな曲だけやったらいい」的な事を言ってくれて。
もちろんレパートリーにある曲ぜんぶ好きなんだけど、その中でも特にっていうのを詰め込みました。入りきらなかった曲は12月のセトリに分けたり。
二部、まずは白いドレスで天地真理さんのナンバーを2曲続けて。何故か「ひとりじゃないの」のサビでいつも鼻の奥がツンとなる。
ひとりじゃないって すてきなことね
あなたの肩ごしに草原も輝く
ここ。もちろん素敵な歌詞なんだけど、なんだかすごく刺さる(練習中にはここで何度もボロボロ泣いてた)。
しかもこの日はサビの途中に「ななちゃーん!」というコールが。うん、わたしもひとりじゃないな!って思えました笑
そして「冬の色」。本当は新コーナー(全1回だけど)で「新コーナー!ななちゃんと歌詞について考えよう!」というのを計画していたのだけど時間の都合上カットされました笑 ので、またいつかここで勝手に開催しますね◎
続いて「赤と黒」、「万華鏡」。
ファンタジーのレパの中で最も格好良い2曲。
原曲は言わずもがなあの岩崎姉妹様なのですが、お二人とも美しく繊細な声なのに格好良くて凄み(?)がある。なんで。。。という。
ファンタジーの赤と黒はよっしーチャンネル様によくアップされている(気がする)のでそちらで是非。
以前万華鏡を「大人ぶった深いVのライン」の服で歌いたくて実現させたのがこちら⤵︎
そしてお決まりになりつつある「勝手にしやがれ」。メンバー一同ア〜ア〜でした。
後半に飛んでお色直し&じゃんけん大会✌️✊✋
実は福袋の中身はお菓子だけではなく、サイン入りのファンタジーオリジナルTシャツも。
見事に勝ち取ったTさん
おめでとうございます🎉🎉
さて、
こ〜んなに
こ〜〜〜んなにスカしてたひとも
終盤には
・
・
・
ジャーン!!
泣くんですよね笑 しかも大泣き笑
ファンタジーへの想いとか、マスターへのご挨拶とか、もう心のダムが決壊しましたね。
お優しいお客様がハンカチをそっと渡してくれてまた泣く笑
ラストの「わたしの彼は左きき」も泣く。アンコールの声に泣く。お客様が素敵な花束をくださって、また泣く。
アンコールは岡崎友紀さんの「私は忘れない」。「走り出す人影に涙が止まらない」のところでは歌詞通り涙が止まらず、ウエェという情けない声にビビってるかずくんが映像に残っててわらいました。
実はここで終わらず、最後の最後に岩崎宏美さんの「ファンタジー」を。
ずーーーーーっとやりたかった曲、そして沢山の方からリクエストを頂いていた曲。わたしが岩崎宏美さんを大好きになったきっかけの曲。
もしかしたら私の前世はこの曲の主人公なのかもしれない。そのくらい自分と重ねてしまう。
解散が決まった時から最後は絶対にファンタジーって考えていて、実現できて嬉しかった。
これで最後と言わずにこれからも歌っていけたらいいナ。
大好きな曲のタイトルだった「ファンタジー」という言葉が、この2年半という月日を経てもう一つ大切な大きな意味を持ちました。
最初は前任の先輩が急に辞めることとなり、あれよあれよという間にサウンド・トラベルのボーカルとして小松組に入り、半年間は(その前の準備期間も)初めて触れる曲ばかりで戸惑い、それでも練習に明け暮れるという具合で。やっと慣れてきた頃にまたしても先輩の卒業によりファンタジーへ移らないかという話が。その時はサントラと兼任するか?などという話も出たり出なかったり。
元々歌っていたのがどちらかと言うとファンタジーの年代の曲だった事もあり、サントラに後ろ髪を引かれつつも期待に胸を膨らませて移籍しました。
そして待っていたのは本当に楽しいキラキラと輝いた世界でした。
やっぱりサントラの年代と比べて少なからず知識や歌った経験がある分、あれやりたい!これやりたい!が積極的に言えたし、ヒラヒラとした可愛らしい衣装でありのままに飛んだり跳ねたり、楽しかった。本当に。
メンバーの皆さんもファンタジーの固定となって嬉しかった(前はサントラとファンタジーでキーボードの方が変わったりしてた)。
何より来てくれたお客様から「元気をもらえた」と言われることがとっても増えた。わたしの楽しいと皆の楽しいがリンクしてるんだ!と思えたのが嬉しくて、もっと楽しくなった。
本当にファンタジーでは沢山の経験ができました。中心となっていた小松さんが引退され、こういうバンドを続ける事の大変さも身に沁みて感じ、それでもここまでやってこれたのはメンバーの皆さん、そして一緒にセットリストや台本を考えてくれた晋さんのおかげでした。もちろん毎月足を運んで下さるお客様の温かい応援は1番の励みでした。
本当に貴重な経験をありがとうございました。
大好きなファンタジーでの思い出は大切にしまって、また新しいステージを作れるよう努力してゆきますので、これからも応援よろしくお願いいたします。
最後に、スマイリー小松とファンタジーのレパートリーを置いておきます。たまに見て、懐かしんでネ。
またね!🐾
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