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#45 茶飲み友達

小雨混じりの中、傘を差して朝散歩をした。
こんなお天気でも変わらずお散歩している方がいて、60代70代くらいの二人連れの女性とは、いつもの場所ですれ違い、お互いに軽く黙礼する。

1週間に1回ではなく、毎日なのがすごいなぁといつも思う。

その日の気分で、行く行かないを決める私には、とても誰かと連れだっては無理なので、仲良しさんなんだろうなぁと眺めている。

母にもこんなお友達がいたら、また違った展開になっていただろうに。

転勤族のため、子育て中は転々とし、母が40代後半の時、父の地元の田んぼの中に新居をかまえた。私の実家である。

実家と一番近いところに、父の会社の社宅があり、母は社宅の奥様方と交流していたので、父が退職するとお友達がいなくなった。
父を通して地元の人と繋がりはあったけれど、父が亡くなると、家を訪ねてまでおしゃべりする友達はおらず、一日誰とも話をしない日もあっただろう。

寂しさから姉妹や姪っこに電話をかけたり、我が家にも1~2ヶ月に一回くらい遊びに来た。

おしゃべりが好きだったので、話の合うお友達をと思っても、田舎はなかなか難しく、だから、デイサービスだったのかもしれない。(母は自分でデイサービスの手続きをした)

時々あっておしゃべりする友達と、毎日の暮らしを彩る楽しみと、両方必要だよね。

一人でできる趣味って絶対に持っておいた方がいい。


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