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自分の未来は、自分が創る。

こんばんは。2021年になってから、早くも10日が経とうとしています。

しばらく(っていうかめっちゃ)さぼっていましたが、この年末年始のうちに一つの結論にたどり着いて自分の人生を少し動かした出来事があったので、備忘録がてらに書き記すことにしてみます。

ふるさと納税を調べていたら不動産投資の勧誘を受けて保険を解約した話。

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緩やかに人生の棚卸から始まった2021年

いっこうに治まりがつかないどころか、むしろ拡大の兆しさえみられる新型コロナウィルスの感染拡大によって瀬戸内の実家への帰省を諦め、年末年始は都内の自宅で過ごしていました。みかんや丸餅、京人参など季節を感じられる食材が実家から送られて来たので、食卓だけはお正月の雰囲気を感じることができたが、ほんの少し長い意外はいつもと変わらない休みを、たいして予定のない中で過ごしました。

突発的なことはそんな中でも起こるもので、今までに記憶がある中では最も「生きること」や「人の命」に否が応でも向き合わされた三が日でもありました。簡単に例えるならば、薄氷の張った湖の上を歩いて渡りながら、「生きていることの意味とは、人生とは何なのか。」を考えさせられるような出来事でした。なので、今回の気付きに少なからず影響を与えているのかも知れません。(ここでの出来事や行動、心の葛藤について書いたらそれだけで一本の記事になるけれど、今はまとめられる気がしないのでまた機会があれば書きますね。)

さて。年末年始と言えば普段よりテレビを見る時間が長くなる人も多いと思いますが、私は自宅にテレビを置いていないのでが受動的に情報が入ってくる環境にありません。そのおかげで、過剰な報道に不安を煽られたり、影響を受けたりすることもありませんでした。ただそれと同時に、必要な情報も自ら取りに行かないと入って来ません。自動的にフィードされるものがないと、好きな物ばかりを食べてしまうように、自分から取りに行くのは偏った情報ばかりになると思っていた方が良いと思っています。

ふるさと納税の先にあった不動産投資への入口

そんなこともあって、年末に「ふるさと納税」についてほぼ知識ゼロの状態から調べていました。このタイミングだったので何人かの友人から「今?」と言われました。ふと見つけた、「まだ間に合う!」という言葉に惹かれたオンラインの無料説明会に参加しました。後からわかったことですが、それは不動産投資会社が主催しているセミナーで、入口はふるさと納税のしくみの説明会でしたが、出口は投資用ワンルームマンションの売り込み見込顧客獲得のきっかけでした。

必要なこと(ふるさと納税の仕組み、利点、方法、スケジュールなど)は最初20分ほどで知ることができました。そこでやめておけばいいものを、後半のファイナンシャルプランナーさん(以降FPさん)との個人面談まで聞いてしまいました。こういう時、Webセミナーって善し悪しですね。対面式のセミナーならまず面倒なので足を運ばないし、仮に行ったところで必要な情報が聞けたら私は躊躇せずに立ち去ります。ですが、Webの手軽さから「いつでも切れるし、家に居るし聞くだけ聞こうかな」という気持ちにこの時はなってしまったのでした。(にしても一回切ったのに、なんで繋ぎ直したんだろう……。)

若く、清潔感溢れるまっすぐな瞳をした女性のFPさんが、不動産投資の利点として、不労所得の魅力、保険や年金の効果、将来の還元利益、家賃保証、節税効果等々について話してくれました。不動産投資に関して全く知識のない私は、それが良いものなのかそうでないのかの判断がつかないままに、頷きながら聞いていました。そして気づいたときには次の面談の約束が取り付けられていました。

「なんのためにお金を貯めるんですか?」という素朴な質問に答えられなかった

2回目の面談には、1回目の女性FPさんの上司に当たる男性のFPさんも加わりました。この方も若く、爽やかな風貌で、良い印象でした。素人であるこちらの話もよく聞き、質問の本質を一つ一つ確認し問い直すような丁寧さがありました。何回目かの会話をやりとりした後にふと、その上司の方が「Namiyunさんは、なんのためにお金を貯めるんですか?」と聞いてきました。私は、「老後のため」「いざというときの備え」と当たり障りのない回答をしたのですが、答えている自分自身がしっくり来ていないことに気づいていました。

私の答えを聞いた若い女性FPさんは、今の収入と老後の収入の差分を計算して、これなら不動産投資で十分賄えます、と計算をして話しかけてきていましたが、もはやこの時に私は自分の回答の腹落ちの悪さでいっぱいだったので、聞こえてはいるものの頭の中には入って来ず……。そしてこの上の空が原因で年明け後の3回目の面談を約束する事となってしまうのです……(ほんと、何やってんだかと思うよ)

将来よりも、今を充実させる選択肢を取る

3回目の約束まで日があったので、断っても良かったんですけどね……。 もう次に進めることはないと心の中では思っていたので(ごめんね)、前回答えられなかった、「なんのためにお金を貯めるんですか?」という質問にきちんと答えて断ろうと、自分自身の現在の状況・価値観・将来の願望を含めた棚卸をすることから始めました。棚卸をするうちに、今私が大切にしたいのは、少し先の予定や目論見はあれど、「今、ここの生活を充実させること」でした。私にとっての未来はとは、       

「日々の生活の中で将来に備え今から作るもの」ではなく、「今を盤石にすることの連続が作りだすもの」

という認識であることに気づきました。

その価値観に気づいたとたん、説明されてきた不動産投資のメリットの数々も、以前に、今まで「老後のため」「いざというときの備え」として加入していた積立保険も、今の自分には必要がないことに気づいてしまい、次の瞬間には、積立保険契約の解約申込手続きをしていました。(Webで何でもできるのって便利ですね)

自分の中のある価値観に気づくと早い

答えが出ると早いもので、最後の面談ではその価値観の結果メリットを見出せないことを伝えて、すんなりと断りました。ここまでの時間をかけさせてしまって申し訳ないな〜、とは思いましたが、向こうも仕事だし、こちらにとっても時間はコストなので、その分勉強できたなと思うことにしました。

人によっては当たり前のことかもしれませんが、将来予測や将来不安という分野は私にとっては未知のもので、何となくしか考えられていなかったのですが、今回のふるさと納税をきっかけとした不動産投資への勧誘をきっかけに自分自身の未来の価値観を考えられたことは、自分にとって大きな気付きでした。

自分が信じるものになる

冒頭の見出し画像のテキストにある、

"You become what you believe.”

は、アメリカの女優で慈善化のオプラ・ウィンフリーさんの言葉です。この言葉には続きがあって、"not, what you think, what you what." 「自分の考えるものや、欲しいもの(そう在りたいもの、理想のようなものかなと私は解釈します)ではなくて」と説明しています。 「信じる」という言葉の意味を考えるとまた深いものがあるのですが、ここから私は、なんとなく描いたものではなく、自分の本当の思いや価値観に気づく時、それが自分の中で揺るぎないものとなり、信じること=そうと決めるものが、自分をつくっていくのではないかなと感じました。そうなると、「なんとなく〜」を減らしていって、「こうだ!」と思ったことが自分の人生になって行くと思うと、なんだかとっても素晴らしい未来が拓けるような気がして来ませんか??(え?私だけ?^^笑)

あなたは自分が信じるものになり、自分の考えや欲しいものではありません。 -オプラ・ウィンフリー-ペディアの引用 https://www.quotespedia.org/ja/authors/o/oprah-winfrey/you-become-what-you-believe-not-what-you-think-or-what-you-want-oprah-winfrey/amp/

とはいえ「なんとなく」「無意識」領域が自分の人生のわりにまだまだ圧倒的に多いので、意識して行きたいな〜という気付きでした。

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そうそう、しばらくnoteを触らないうちに、Canvaとnoteが連携して、オシャレな見出しが作れるようにまで進化していました。詳しくはこちらをどうぞ。(このページの見出しもCanvaで作りました)気になる人はCanvaで是非つくってみてくださいね。

ではでは、今日はこのへんで〜^^ 明日も素敵な1日を!

Namiyun

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