見出し画像

「書く」って楽しい!

ブログ、ツイート、インスタ。最近は一般の方でも文章や画像、動画などをたくさんの人に見てもらえる時代になりました。

でも、小説ってどうやって書いたらいいかわからないし、ハードル高いな……と思っている方、いませんか?

実は小説って案外簡単に書けるんですよ! 今回は私流「小説の書き方~入門編~」を教えちゃおうと思います。

1 まずは目の前にあるものを描写してみる!

テーブルの上にコップがひとつ。これだけでも文章としては成り立ちます。でも読者には「テーブルにコップがある」という事実が伝わるだけ。もう少し詳しく話してあげましょう。

あまり掃除されていないのかやや汚れたテーブルの上に、飲みかけのコップがひとつ置かれている。

これで満点! 読者は風景の他に「掃除ができないほど忙しい人の部屋なのかな」と想像を始めてくれます。

2 描写した文章から話を広げてみる!

次は実際に話を広げてみましょう。簡単です。さっき書いた描写のあと、どんな人がいてどんな行動をするか……要は自分も読者になったつもりで、話を膨らませればいいんです。

あまり掃除されていないのかやや汚れたテーブルの上に、飲みかけのコップがひとつ置かれている。恥ずかしそうに頬を赤くしながら正美はあわててコップをキッチンへ持っていき、テーブルをふきんで拭いた。

はい、これだけ。もう小説っぽいですね。

私は一応大まかなプロットは作りますが、あとははっきり言ってその場のノリだけ。キャラクター達が次どんな風に動くのかワクワクしながら書いています。意表をつく作品はできないかもしれません。でも最初はそれで十分。どんどん描写して、どんどん書く。文章力をつけたいなら、練習あるのみです!!

「書く」ようになると毎日が「物語」

ある程度書けるようになったら、作品と呼べるものを作りたいですよね。作品のアイデアって、実はそこらじゅうに転がっているんです。

直接的なものであれば漫画、ドラマ、映画など(もちろんそのまま使っちゃダメですよ)。そういった作品のちょっとしたシーン、たとえばたばこを吸うときの喫煙所の雰囲気は、喫煙しない人にとっては貴重な資料です。ファンタジー作品を書きたいけどファンタジーを知らない、という人はまずそういう作品をたくさん読むべき(絶対楽しいです!)ですし、動物の小説を書きたければ飼っている人に苦労話を聞くのもいいと思います。

いちいち取材? 面倒だよ! という方もご安心を。毎日ただ生活しているだけでも小説は書けますよ。

何も調べなくても通勤のシーンは書けそうですよね?混んだ電車に毎日乗り、駅に着いたらコーヒーを買って飲むなど、自分が体験しているささいなことを書いてしまえばいいんです。もちろん本の中でそれを体験するのはキャラクターですが、自分と同じ境遇の彼らなら愛着も湧くでしょう。そうしたら物語の中でちょっといい思いをさせてあげたり。ほら、楽しくなってきませんか?

毎日、何気なく過ごしている日常。それがすべて物語の「ピース」になることが小説を書くことの一番の魅力だと私は思っています。不要な体験は一切ない。家でダラダラしている時間すら物語の一部にできる。最近は意識的にひとつひとつの時間を大切にするようになりました。

やっぱり「書く」って楽しい! この気持ちを共感していただける方がもっと増えたらいいなぁ。皆さんももっと気軽に物書きになりませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?