人と違っていることを許せるか 誇ることもなくただ凪を打ってられるか リスペクトを持って誰かの波紋を眺めていられるか 翼を誇示する者にただ眩しさを感じることはできるか あなたの星であなたの足に絡む愛をなだめることはできるか あなたの過去の屍を愛することはできるか あなたのため息と口笛を天へ預けることができるか あなたはあなたを破壊できるか これからも問いを重ねって突破できようか 鼓動に尋ね癒やしの音に包まれよう 止まない過渡期の美しい生命線から 待ちながら進む 同じ船に乗っ
行き合いの海を泳いでいる そして泳がされている 己の意思を掴み そして委ねている 行き合いの交差する波紋の泉で 鬱金色と秘色色の波の肌触りを得て辿り着く場所を踊りながら描いている 踊りながら波紋を描いている 歪な形にならぬように均等に力を入れて 己を許しながら緩ませてゆく 行き合い 己を許しながら緩ませて 踊りながら 己の波紋を描く 泳いでいて 泳がされていて 浮いている
美しい音色が流れていたのです。 私は冥土の土産にしようと リストに上げたのですが、 その音楽はここには 持ってこれなかったようですね。 宇宙は美しく愛に満ちているけれど、 寂しさもあるのですね。 こちらにやって来て気づきました。 あの美しい音色をもう忘れかけています。 地球への未練でしょうか。 まだ少し青い星の上で漂っていたいのです。 雲が天使の翼になり龍になり私の側にいます。 まだ少し青い星の上で漂っていたいのです。 地球に感謝の気持ちを綴っています。 受け取って欲し
誰かの誇り高き主張を 鵜呑みにしてたのかもしれない 雨で洗われた幾層の空に 手をかざし 我に返る 誰かの麗しい歌声を辿りながら 焦がれ癒やし ここまで来たのかもしれない あの懐かしい過去の映像に 肯定の印を送る 私は何をしたかったのか 問いが譜面を踊る その感情豊かな音楽に心酔する景色で その庭で また何が始まるのか 眼差しの奥と対話する できたもの できなかったもの 理由があったもの 理由などなかったもの 生きる という不思議さと 美しさの間で 朝焼けが降り立つ
どこからか借りてきた言葉で云われても ただの音でしか響かない なぜ借りてくるのか 私には分からない 言霊も借りれるようになって 私は言葉を星のようにあつかうから 借りることはできないのだ 常套句という方程式で解く儚さを 瞬きが凍りつく刹那を 星はただ許しているのだ 借りてくる言葉と駆り出された言葉の連なりと 皮肉さえ美しさで溶き 証したい学者のような星 この星の言葉を源から産み落としたい 星言葉で囁くことの美しさを
色彩はおまけのようなもの。 人生にはおまけが沢山在る。 愛する者の形だけ、香りだけでも、声だけでも、感じられればいい。 色彩への問い。 光への問い。 この世の美しいもの、色彩のついたもの、光の当たるもの。 それらを受け止める瞳も尚美しい。 何を目にして、何を感じて、何を成熟させて、何を祈って、何を加速させて、何に意味を握らせて、何に問うて、何を諦めて、息を何に使うか。 色彩への問い。 光への問い。 足りるを知る。 足りるを知れ。 翳りの身も尚麗しい。 足りている翳りと光
あなたの背中に乗って 甘く優しい風を浴びる この夏の夕暮れ時の日課に 私はあなたの背中に乗って旅をする 大空の旅に出る この世とあの世の境目がない魂を乗せて 甘く優しい伴侶のように 私はあなたに前世からの重みごともたれかかる それでもあなたは雲の中をゆく 大空を巡って風と戯れながら地球の背中をさすって 愛のエネルギーを手向けながら今もなお注いでゆく あなたの背中に乗って あなたの背中に乗って
地球に私を送る 巡りめく銀河の一粒の煌きを 巡りめく宇宙の一員、燦を纏い 送られてきたという意思を 溢れ出るエネルギーに乗せて 豊かさを、ひとかけら、ひとしずく この大地に染み込ませてゆく 命と愛が喜びに震えて表裏が溶けてゆく 遠くない銀河の隅に 宇宙の風になびいて 私を地球に送る 私を地球に贈る この尊さを地球に贈る 宇宙の一員のひとかけら、ひとしずく、尊さの光 この尊さで生きている この曲を聴きながら。
あなたの感覚は服従されざるもの 右へ倣いそうにならなくていい 左に頑なに傾かなくてもいい ただそよ風に支えられながら 等身大で立つ その姿を空は見ている 心地よさそうに眺めている あなたがさっき感じた寂しさは 苦しむためのものではなく 窘めるものでもなく あなたの感覚をもっともっと 研ぎ澄ますというメッセージ そよ風に支えられながら ありのままでそびえ立つ その姿をいつも見ている 嬉しそうに眺めている
雨の日が続いて、 鳥の翼がその雫で輝いて、 秘色色の空を時の止まりのように眠る。 古を古の洞窟から取り出したような、 鮮明の空気感を残しながら、 時代を一滴に絞り出す。 時空間を感じなくなった私は、 前世と前世の合間での天使との会話を思い出す。 何を頼りに、吐息一つ一つを紐解く肉体の内側を、 宿っている炎と灯火と秘色色の雨降り景色。 記憶が細胞の奥深くに沈んでいて、取り出せない。 エメラルドグリーンの冷やかな細胞の奥深くに。 透き通るその色の肌にそっと話しかける。
優しい気持ち。 そう、優しい気持ちになる。 素朴な味のコーヒーと側に居る笑顔。 たまたま流れてきた音楽と気取らない輝きと幸福感が、 湿度をパッと明るく照らす。 シンプルな美しさを力強く表現するのを緩ます。 ひととき、ひとときに、ありがとうを含む息を吐く。 優しい気持ち。 そう、優しい気持ちになる。 ララララララララ♪ ララララララララ♪ この曲を聴きながら。 コールドプレイに敬意と感謝を込めて。 いつも素敵な音楽をありがとう。
今を鍛える。 今を鍛えると未来への不安はない。 今を積み重ねる。 一期一会、夏至を噛みしめる。 蒼穹、太陽の果汁を撹拌する。 きらびやかなその果汁、細胞から、魂から、溢れ出る血液から「今」を運ぶ。 今を鍛える。 今を鍛えると鼓動が生命力を呼び覚ます。 生きている喜びを 感動を 祝福を 鍛える。 醍醐味を一瞬一瞬、鍛える。 きらびやかな太陽の果汁が一人一人に、 散りばめられている。 今を鍛えて、受け取る。
感情がアップダウンした日、 言ってはいけない一言が口から出るのを拒んだ。 本音じゃないよね。 本当は大好きだってこと。 感情がアップダウンした日、 言ってはいけない一言が脅しだってこと。 君の純粋さが膜をはってくれて、 言わずにすんで良かった。 感情がアップダウンするのを許した日、 夕陽が直ぐに応えてくれた。 感情に呑まれずに、本当は大好きだってこと。 君の純粋さを温め直すことができて良かった。 本当は大好きだってこと。 本当は一緒に居たいってこと。 本当はずっと一緒に
何度も悔しい思いをして、 上手く表現できずに不器用だと言われた。 一生懸命生きてきただけだから、 そう言わないでと。 風が肌から心臓に入る。 生ぬるくチクッとする。 弱音を弱音と呼べない弱さを、 ずっと握りしめていたのか。 人に何かを話したいと思う時はいつだって、 弱音なのかもしれない。 嫌われてるわけではないけれど、 好かれてるかどうかも分からない。 どっちでも良いんだけれど、 「また悔しい思いをしたんだ」 と聞いて欲しかったな。
風は潜在意識。 雲は顕在意識。 風は遠い銀河からの記憶を散りばめて、 雲は地球を包むようにその人を描く。 空は心だ。 空っぽな心だ。 空っぽだからこそ善悪のないキャンパスになる 空に憧れて投影している。 空と一体となって愛を求めている。 何を叫んでも落ちてこないその空に、 私は鑑として慕っている。 私の魂の記憶を風が運んでくる。 風は私に問いを生ませる。 そして雲の形の言葉を絵画のように眺めている。 想像と創造の間で、透明に触れるような輝きをただ感じている。
自分にしてあげる。 自分に着たい服を着せてあげる。 自分に食べたいものを食べさせてあげる。 選択させてもらえなかったことを、 させてあげる。 選択は自分で責任を持つ大切な覚悟だから、 自分の人生を歩かせてあげる。 私が歩きたいのだ。 自分に手間暇もかけて愛してあげる。 情けないダサダサの自分にも共感してあげる。 自分のくだらない呟きも「うんうん」って頷いてあげる。 自分のどんな感情も出して良いんだよって言ってあげる。 自分が羽撃くために応援してあげる。 自分にチャレンジ
