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詩【弱音】

何度も悔しい思いをして、
上手く表現できずに不器用だと言われた。
一生懸命生きてきただけだから、
そう言わないでと。
風が肌から心臓に入る。
生ぬるくチクッとする。

弱音を弱音と呼べない弱さを、
ずっと握りしめていたのか。
人に何かを話したいと思う時はいつだって、
 弱音なのかもしれない。

嫌われてるわけではないけれど、
好かれてるかどうかも分からない。
どっちでも良いんだけれど、
「また悔しい思いをしたんだ」
と聞いて欲しかったな。

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