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遠い眼で見えている

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滲みだす風にすべての耳をひらく

影は花口のかたちを引き寄せて

肉の根を裏返すなら声は虹

色のうみ泪が鳥を変わるまで

火になろう疵の模様が見えているから

砂で編む日々へわたしをいなくなる

眼のうつわ夏は光を雪に変え





※この連作は長谷川白紙1stワンマンライブ『ニュー園 ショーケース』および氏の楽曲の影響から書かれたものです


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