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息子が発達障害の疑いを持った時の事。

昨日の記事では、発達障害の息子について書きました。 


息子が、診断を受けた時の事を振り返りたいと思います。

まず、なぜ、発達障害だと、思ったか、その経緯について、お話します。

息子は、小学6年生の2月に、WISCを受けました、
知的には、ボーダーで、凸凹は、相当ありました。
視覚的には、16歳以上、その反面、言語理解、語彙力は、10歳程度でした。

臨床心理士の方は、今すぐ、病院で診断を受けるほどではないですが、中学生になると、勉強なども難しくなるので、この結果を中学校に提出して、理解してもらう事をおすすめします。と、言われました。

その結果にも、納得しました。

息子は、小学2年くらいから、文章問題が苦手で、合わせていくつ?という算数の問題も、理解できなくて、私に、「これって、足し算?引き算?掛け算?割り算?」と聞いてくるのです。

本を読む事も、苦手でした。

一方、絵を描いたり、字も丁寧に書くと、綺麗に真似できますが、集中力がなくなると、ひどい字になりました。そのギャップがすごかったです。

私は、息子が、保育所に通ってる時から、上の2人の子とは違うと感じていました。

息子が発達障害かもと、強く思ったきっかけの出来事が小学3年生の時の商品券盗んだ事件です。

小学3年生の時、地域振興券というのが、どの家庭にも配布されました。1000円券が10枚綴りの冊子になっていました。

それを息子は、自分のカバンに入れていました。

私は、息子に怒りました。これは、泥棒やでと。

あかんってわかる?

息子「わかる」

私「じゃあ、もうしない?」

息子「分からん」

これには、途方に暮れてしまいました。親が真剣に怒っているし、悪い事って、分かってるのに、しないとは、言えないらしい。

は?普通は、嘘でも、「もうしません、ごめんなさい」て、言うでしょう?


私の子育ての自信は、コテンパンに打ちのめされました。

6年生になった時、ある機関に電話相談をしました。

相談員の方は、彼は、発達障害かもしれない、だから、正直に、分からんから、分からんと言ったのだろうと、思うと、言うのです。

市の発達障害の相談をするように、勧められて、市の発達相談室という所に相談に行き、発達障害の検査をすることになりました。

検査結果は、最初に話した通りです。

この段階では、発達障害の疑いはあるものの、診断された訳ではないので、理解して、対応していく事で、うまくいくと、淡い期待を抱いていました。

続く

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