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2023年12月 読書daily


村上春樹『騎士団長殺し』

『騎士団長殺し』顕れるイデア編 読了。
 絵を描くことを生業とする主人公。自分の肖像画を描いてほしいというメンシキ。村上春樹ワールドの中で繰り出される驚きの連続。
 中でも、印象的だったのは、絵を描くにあたって、その人の印象を捉えたいと思い。その中でお互いの情報の交換するという。独特の世界が好きだった。その人を深い次元で理解することで、絵は完成度を増す。まるで生きているかのように。なにかを訴えかけているかのように。
 自画像を絵描いてほしいというメンシキの本当の狙いとは?……後編へ続く。(2023年12月 初旬)

平野啓一郎『空白を満たしなさい』

【感想】 やっぱり、“生きる”って そもそもが、大変なことだと 改めて思いました。 日本の国自体が 昔より貧しくなってきて それでも、生活を送れるレベルではあるけど…… 「生きる」とはについて 考えさせられる作品でしたー。 人生の教科書は 小説などから、お裾分けしてもらえる。


綿矢りさ『かわいそうだね?』

綿矢りさ『かわいそうだね?』 【感想】 ・かわいそうだね? 自立してない人間の末路はエグい ・亜美ちゃんは美人 さかきちゃん、めっちゃ好きになった。 1冊で 三角関係の友情はあり得ない(前編) 幼馴染みの友情はあったかい(後編) を、この一冊で味わえます。(2023/12/29)

綿矢りさ『勝手にふるえてろ』

綿矢りさ『勝手にふるえてろ』 本命(イチ) 自分を想ってくれる(ニ) 「初めてのお付き合い」の悩み 恋愛相談をした職場の同僚の裏切り? プライドから出た嘘から 泥沼にはまり狂っていく。 そんな状態でも 手を差し伸べてくれた英雄に 僕は心をうたれました。 (2023/12/31)