見出し画像

英語力を伸ばす秘訣

 私の英語教室に体験に来られたら必ず言うことがあります。それは「うちの教室のモットーは『英語を嫌いにさせないこと』です」
 
「は?」ですよね。○歳までに英検○級取らせます!とか小学校で必要な英単語○語をここでカバーします!とかじゃなくて、「嫌いにさせない」ってなんやねん?と。

 でもこれは私が15年(携わり始めてからは30年)いろんな現場で数千人単位の子どもを見てきて観察して、導き出した言葉。実は深いんです。

 小学校で「どうしたら先生みたいに英語がペラペラになりますか」って聞かれる時、私はいつも「私があなたたちより頭が良いなんてことじゃなくて、どれだけ英語を聴いて話してみたかってだけよ」と言う。
 ヨーダは言う。達人は初心者がトライする以上に失敗を重ねている、と。私はトライもしてきたけれど、失敗も間違いもたくさんしてきた。それがここに続いてる。

 子どもたちに成果ばかりを求める教育を進めれば、そのまま成果を出し続けても英語に対する興味が消えて成果だけに執着することがある。また、成果を一番にする感覚では失敗はその逆。許されないことになる。だからハナから成果を諦めて英語に背を向ける様になる。一握りの、強烈に英語が好きで成果を目指して頑張った結果テストで100点取れました!というゴールを全員が一緒に目指すリスクを思えば、それぞれの道のりの伴走者がいてくれたらそれで良いと思うのだ。

 語学は長い道のり。アップダウンがある。常に成果をぶら下げて鞭打ち走り続けるよりも、時々一緒に腰を下ろしたり、時々一緒に全力で走ったりする。その中で子どもたちそれぞれが自分の方法やゴールを見つける。そう信じてるから、まずは「嫌いにさせない」ことが一番大事。
 私が一番大事にしてるのは、誰かが引っ張って動かすんじゃなくて、自分で自分の舵を取れる思考力、判断力。生きる力。道筋作ってなんでもしてあげてたら、それは育たない。

読んでくださって、ありがとうございます。 もし気に入ってくださったら、投げ銭していただけると励みになります💜