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おもろい以外いらんねん(読書感想文)

 京都から春休み帰省中の娘からの推薦本、読了。その名も、おもろい以外いらんねん。

 我が家は夫と私がお笑いど真ん中世代。漫才ブームからボキャブラ天国...現在に至るまで漫才と一緒に生きてきた。当然家族全員お笑い好き。
 とはいえ、お笑いもやはり文化の一つ。その時々の社会を反映してる。男社会、縦社会... 人をいじりいじられのお笑いから"誰も傷つけない笑い"。お笑い好きでも好みは分かれるし、その好みによってその人がわかるから面白い。

 お笑いって深い。私は小学校低学年みたいな感じが好き。彼らを見てると、身の回りの不思議とか想像の世界とか。実は視野がものすごく広い。自分の想像の世界が広すぎるから、すぐ目の前のお金とか地位とか人とかが目に入ってない感じ、すごく好き。
 いつから人をカテゴライズしたり、そこから誰かをはみ出させて笑いものにしたり、身近で簡単で狭いところに閉じこもっていくんやろう。

『...おもろい以外いらんねん。おまえの笑いをさあ、外野によごされたくないんやったら変な意地を張るなや...』

好きやったな。

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