○✕△▢年

日記形式の小説。(フィクション)

7月14日
大学のカフェテリアでランチ。わたしと佐和ちゃんだけその後別な場所に移動して、勉強することになった。学生課に行ったら自習室のようなところもあるけれど予約制でいっぱいらしいので、近くのファミレスで勉強して帰宅。お姉ちゃんはめずらしく帰宅していて、夕飯を買ってきてくれた。今日は明日の試験に備えて早めの就寝。


7月15日
試験勉強&試験のため疲れで日記はお休み


7月16日
今日は久しぶりにバイト。ほとんどの試験が終わったので、後は結果が通知されるのを待つ。疲れたー。


7月17日
今日は夕方から、バイト。それまで家でのんびり。古典の基礎学力の補習のような講義を受けてみようかな…、とそんなことを思ったけれど、今は古典よりも、外国語の語学力を鍛えたいからそっちを伸ばそう。


7月18日
今日は久しぶりに佐和ちゃんと買い物してその後帰宅して家でマンガを読んだり。ホッとするとやっぱり終わった恋愛を思い出す。今はまだハッピーな恋愛漫画はちょっと読めない。この間の日記にも少し残したけれど、出会っても何も思わない出会いもわたしにはあった。どんなに見た目が良くても何も思えないのだから仕方がない。わたしはそういう自分の感覚を大事にしたかった。冷静になってみると、これから社会で働いて、恋愛して行ったらまた同じようなことに出くわすだろうな。その感情をうまく処理できないわたしにも原因はあって幼稚で未熟だった。でも、嘘つかれていて、わたし以外に付き合っている女性がいたら嫌だなって、悔しいって思ってしまう。複雑だ。そういう恋愛をしてしまう、わたしに問題があるなら自分をよく分析してこれからのわたしにつなげていきたい。



7月19日
帆奈から電話があった。別れたことは報告積み。気にかけて連絡をくれたみたいだ。素直に嬉しかった。嬉しくて、バイト頑張れた。

7月20日
わたしにも遊びたいという感覚があったのも事実だな…と反省。大学生活を楽しむために友達に囲まれて、それでいて合コン的なものに参加して、少しはしゃぎたいところもあった。でも、わたしはそういうタイプではない。自分のことを着実にこなして自分のしたいこととのバランスを図っていくことが大事だった。こんなにも自分を省みる恋愛なんてしたことなかった。期間は短かったけれどいい恋愛できた…とまでは今は言い切れない自分がいるのが正直なところ。

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