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白色の街の、その骨の体温の|感想 

 一人ぼっちの中高生に読んでもらいたいと思いました。もしくは、見えない嫌なルールに気づいていて、自らなんとなくそのルールに縛られているのではないかと思っている人に。
 きついですよ。村田沙耶香さんの書くものはどれもきついです。(その中でも丸の内魔法少女ミラクリーナが一番読みやすい。)これも例外なくきつい物語でした。読んでいて内臓が気持ち悪い位置に移動していくような気がしました。
 村田沙耶香さんの書くものには一貫したものがありますよね。例えば女の子であることの苦労とかね。エッセイにも書かれてましたし。あとは社会に断定されてしまう性別とかその役割とかに対する嫌悪感とか。私は別に賢い人じゃないので、これがあってるのかはわかりませんが、こんな感じだと思います。だからね、きついんですよ。きついうえで、何か得られるものがあるのです。

 なんてまとめたらいいのかわからない。苦しぃー…。
 もう、全部やめるか!!やめますか!!!??みんな一緒に全部やめようや!!変な自意識とか!気持ちの悪いカースト制度とか!!!おらぁ!!!


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