バイク地獄台湾で後ろから衝突され、緊急外来に行った話【写真以外無料】
※キャンペーンで有料記事を執筆しハッシュタグをつけると、投稿がハイライトされやすくなるということなので、写真だけ有料にしました。SNSシェアで写真も無料です☺️
バイクが多く交通事故がかなり多い台湾在住の波こさじです。台湾在住2年目にして、交通事故に遭いました。後方からバイクが衝突。100%で相手方の過失。
台湾在住の方なら、交通事故を見かけたことも一度や二度ではないのでは?台湾旅行に来た方が交通事故に遭った、というニュースも聞きます。私も何度も交通事故の現場を見てきました。でもまさか、自分が。
考えたくはないことですが、交通事故に遭う可能性は誰しも持っています。この体験が少しでもみなさんの参考、注意喚起になれば幸いです😭
突如強い衝撃が後ろから…
いつものように台湾人彼氏のバイクの後ろに乗って移動中。退勤時間と重なり、人は多い。しかしこれこそが、いつも通りの台湾・台北。日本の一般的な道路より何倍も広い道路でさえも、狭く感じるほどのバイクの数。
前方の赤信号で周りのバイクたちが少しずつスピードを落とす。それに合わせて彼氏も少しずつ減速。瞬間、経験のない強い衝撃。天地が揺るぐような衝撃、思考が追い付かない。バイクからの転落、地面に横たわっている自分、足と腰の焼けるような痛み。
目の前に彼氏がいて、私に安否を問いかけてる。衝撃から彼氏が駆けつけてくれるまでの間の記憶はない。「大丈夫だよ」と答えようとするも、声が出てこない。頭の中を言葉となる前の感情が入れ乱れて、思考がまとまらない。靴は脱げ、手足は震えて動かない。ただ伝えたい気持ちだけが先走って、口だけがパクパクと動く。
ふと自分が道路の真ん中にいることに気づく。とっさに「轢かれる!」と思い、固まって動かない手足を無理やりに動かして靴を履き、わきによける。改めて自分の状況を確認すると、ズボンが一部裂け、左半身全体に痛みがある。特に、ズボンが裂けているふくらはぎ、腰、肘は熱をもってジンジンしている。
後方から衝突してきた人(以下Aさん)と彼氏が警察を呼んだり、交通整理をしているのを空っぽな頭でぼーっと眺めていた。Aさんや彼氏が心配して声をかけてくれるが、言葉を発しようとしているのに涙だけがぽろぽろ流れる。「大丈夫。びっくりしただけ」って言いたいのに涙があふれてしまうことに自分でも困惑。頭の中で言葉を組み立てられても、体はまだ緊張と驚き、恐怖の中にいるようだった。
事故から30分以上経過したころ、やっと声が発せた。
警察#110
早い段階で警察に110番したものの、中々来ない。途中警察官が通ったが、「管轄が違う」ということで行ってしまった。😂。もうしばらく待ってようやく管轄の警察が来た。
簡単に状況確認をし、写真を撮った後に「じゃあバイクで直進して右折してパトカーのあるとこまで来て」と。え。「事故のトラウマでバイク乗るの怖くなったりするかな…」とか考えてたのにいきなりバイクに乗ることになった。そんなもんである。交通の妨げになるし、台湾で(台湾人彼氏と付き合ってて)バイクなし生活とか、所詮ムリなのである。
そんなことを考えられるくらいには平常心を取り戻し、事務的手続きを行っていく。Aさんは「ぼーっとしていた。全て私の責任。病院代など全て負担するので、なんでも言ってほしい」ということで、相手方100%過失として特に揉めることなくスムーズに進んだ。警察に身分証を渡し、書類を作ってもらい、注意事項の確認、連絡先の交換。
緊急外来へ
服の形状的にその場でケガを確認することはできなかったし、痛みがあるので病院で「驗傷(けがの確認)」をしてもらいに。退勤時間の事故で、一般的な病院はどこも閉まっているため緊急外来へ(大けがのため救急車で運ばれた等ではありません)。自分がどれくらいのケガなのかも分からないし、交通事故ということで後回しにせずちゃんと当日に行きました🥹。
まず血圧と酸素飽和度(おそらく)を測り、血液型や生年月日などの基本情報を聞かれる(恐らく急診に来た人全員)。その後受付で症状(交通事故であること)を伝える。
大部屋?に案内され、カーテンを引いた空間の中で同性の看護師さんに傷を確認してもらう。自分もその時に初めて傷を目視したが、腰に10x3㎝くらいの内出血、ふくらはぎに8㎝程度の切り傷、その他各箇所に内出血や切り傷。事故のため、看護師が定規を置いて証拠の写真撮影。処置。
私は切り傷があったため、破傷風の筋肉注射を受けることに…これがまあ痛い。後日容赦なくじわじわ痛む。
左右不均衡、寝転ぶのも一苦労
翌日内出血の部分見たら黒に近い紫。足の切り傷は数週間経った今の状態的に確実に痕が残る…顔とかでなくてよかったけど、それでもショック。
左半身全体に打ち身の症状で、体が重い。ベッドに寝転ぶだけでも痛い。手、腕、足全てに傷があるため使える部位がない。どこをどう使っても痛い。そして何より心が憔悴していた。交通事故は心理的ダメージより身体的ダメージの印象が大きいけど、そりゃ心も疲れるよね…
幸か不幸かほぼ左半身のみのケガ。しかし、左をかばって行動するため左右のバランスが崩れる。以前も経験したことあるので分かるが、これは後に腰が痛くなるやつ…
悲惨な事故も多い台湾で、自力で歩行可能なレベルの事故は運がいい、とはいえ痛み、それによる生活の支障、傷跡などなどやはり事故は起きないことが一番いい。けれど、今回のように後方から、100%相手の責任の事故では気をつけようがない。今回はバイクに乗っていたが、歩いていたって交通事故に遭う確率は高い…それでも自分の防犯意識を見直す(よい?)きっかけとなりました…全ての事象に意味を持たせたくなる。
ちなみに彼氏のバイクも色々破損しており修理に出しました。相手方も、バイク前面破損、ヘルメット破損。
最後に:その後の手続きもめんどくさい…
後日Aさんと賠償の話や和解手続きの話をしたり、病院から診断書を複数もらったりと、後日の手続きかなりめんどくさい。時間が取られる。あざの薬を買いに行ったり、バイクを修理しに行ったり、着れなくなった服を買い替えたり…
当たり前のことですが、もう一度。事故には絶対に遭わない方がいい。
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写真
以下、交通事故による怪我の翌日の写真になります。出血とかはなく、あまりグロくはないです。重い痣の画像などが苦手な方はお控えください。
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