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ウソを書く

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2021年4月の記事一覧

蛇足(ウソ後編)

(昨日からウソの続き)  他方、先にお伝えした「脚のフォルムがムカデに酷似したヘビ」が、…

蛇足(ウソ前編)

 いまから書くことは概ねウソなのだが――本稿では足のあるヘビがいた話をまことしやかに騙ろ…

矛盾(ウソ後編)

(昨日 ↓ から続き)  矛と盾のどちらが勝ったのか、後世を生きる我々にとっては非常に気に…

矛盾(ウソ前編)

 いまから書くことは概ねウソなのだが――古代中国の春秋戦国時代には既に、ChangJiangと呼ば…

『宇治拾遺物語』絵仏師良秀02(ウソ後編)

(昨日 ↓ からの続き)  絵の中で炎を永遠によじらせるために、その平成末期に生涯を閉じた…

『宇治拾遺物語』絵仏師良秀02(ウソ前編)

 いまから書くことは概ねウソなのだが――妖怪・火車(かしゃ)は、もう地球をまるごと乗っ取…

『宇治拾遺物語』絵仏師良秀01(ウソ後編)

(昨日から、ウソの続き)  絵仏師は、まさしく「絵仏師良秀」にも出てくる、仏の絵を描いたり彩色したりする仕事である。  歌(うた)仏師は読経の専門家で、とりわけ仏像開眼供養などの式典には欠かせなかった。これは鎌倉時代の琵琶法師につながっていく。  もちろん舞(まい)仏師も開眼供養式典では重要であり、こちらは平安末期の白拍子へと派生していく。  香(か)仏師からは茶道や華道に並ぶ平安時代の香道が生まれ、弁(ベン)仏師は明治時代の活弁士や平安時代の萬歳(後の漫才)へとつながって

『宇治拾遺物語』絵仏師良秀01(ウソ前編)

 いまから書くことは概ねウソなのだが――かつて仏師になるためには5つの職業をマスター必要…