『宇治拾遺物語』絵仏師良秀01(ウソ後編)
(昨日から、ウソの続き)
絵仏師は、まさしく「絵仏師良秀」にも出てくる、仏の絵を描いたり彩色したりする仕事である。
歌(うた)仏師は読経の専門家で、とりわけ仏像開眼供養などの式典には欠かせなかった。これは鎌倉時代の琵琶法師につながっていく。
もちろん舞(まい)仏師も開眼供養式典では重要であり、こちらは平安末期の白拍子へと派生していく。
香(か)仏師からは茶道や華道に並ぶ平安時代の香道が生まれ、弁(ベン)仏師は明治時代の活弁士や平安時代の萬歳(後の漫才)へとつながって