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ごめんをひとつ減らしてみる

イラっとしたら深呼吸するのと同じように、「ごめん」っていう前に一旦、立ち止まって考えてみるだけで自分を大切にできるかもしれませんよっていう発見をしたお話です。

私の謝らなくてもいいのに謝るタイミングは主にふたつ。
①相手に罪悪感を与えたくないというパターン
②なんとなく自分が悪い気がして謝ってしまうパターン。

何となく自分が悪い気がして「ごめん」

①については頻度が少ないので、今回は後者の方について考えてみたいと思う。
1年前までの私はよく気を遣っていた。優しいひとが最強説を信じてた。
というところから

・行動遅くてごめん
・落ち込んでるところ気づいてあげられなくてごめん
・上手に相談のれなくてごめん、力になれなくてごめん
・気持ちを上手く伝えられなくてごめん
・熱出てるのに助けてあげられなくてごめん
・(自分悪くない気がするけどとりあえず)ごめん
という風に、何も考えずとりあえず謝っとけばいいでしょうという時もよくあった。

しかし

ある時、いつも通り私が謝ったら「すぐ謝るところ嫌や~」と言われたことがあった。しかも好きな人に。
またしても「ごめん」って言いそうになったけど、その言葉に少し落ち込んだけど、
そのことがあってから、ごめんって言うとき
“これってほんまに自分が悪いんかな?謝る必要あるんかな?”って考えるようになった。そうすると、自分のプライドを守ることができた。ネガティブな意味合いではなく、自分を大切にするっていう意味のプライド。

謝る必要がない時に謝ると、少し心がモヤモヤする。
今考えると、できない自分を自ら責めてるのと同じことをしてたんだなあと思う。試しにいくつか前謝ってたことを今だったらどう考えるか見てみる。

・落ち込んでるところ気づいてあげられなくてごめん
→エスパーじゃないし、分からん。私に話したかったら、きっと何かのサインを出してるはず、、!
・上手に相談のれなくてごめん、力になれなくてごめん
→上手じゃなくてもいいですヨ
・気持ちを上手く伝えられなくてごめん
→これが私です。少しずつ伝えられる方法で伝えたら良いでしょう。

こんな感じで、謝る前に本当に自分が謝る必要があるんかな?って一回考えるだけでいいのです。気づかないうちに自分を責めることが減るかもしれませんよってお話でした。

ちなみに足を踏まれた時の「ごめん」

これは、ボーっとしててごめんねっていう意味で、踏んだ相手が罪悪感を感じないようにする。っていう江戸しぐさのひとつらしい。
これが江戸からあった文化やとは最近知った。江戸の人たちもこうして相手を気遣ってきたんやから、日本人が気遣い名人になってしまうのも無理はないよねえ

ここで、もうワンステップ

自分を責めるような謝り方が少なくなったら、もうワンステップ。
「待たせてごめん」を「待っててくれてありがとう」に変える。
留学してた時は自然にこれができてた。なんでかって、
I'm sorry to have kept you waiting 長いんです。
Thank you for waiting 簡単。覚えやすい。
ごめんをありがとうに変えたほうがいいってのはよく聞くけど、今日授業で先生が、ごめんをありがとうに変えたら小言を言ってきてた人が言わなくなったって言ってた。そんなに変わるんですか、と思い、私はそろそろ実行してみようかと思います。少しずつ。これで何か変わったらまた研究結果でもひっそり書こうかと思います。

では。「ごめん」も深いべ


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