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感情ぐちゃぐちゃのメカニズム 

ぐちゃぐちゃの理由


気分はスッキリしてますか?
それとも
ぐちゃぐちゃしてますか?(笑)

NAMIDAサポート協会カウンセラー
心の伴走者ノゾムです。

スッキリがよくて
ぐちゃぐちゃがよくない…。

などということは、ありません。

感情は選べます。
湧いてくるのに、任せるのではなくて、

選べるのです。

私、ノゾムは
プロフィールにありますように、
虐待された経験があります。

そのため、幼少期の記憶が、
ぶつ切りで、繋がってなかったんです。 

心が緊急措置で
辛い記憶を隠したんですね。

小さい時の記憶なんて、
無くてもいいんじゃ……なんて
思われますか?

ところが、この人生初期の
記憶のピースがハマらないと、
人生の輪郭がぼやけるんです。

記憶が繋がった今だから
分かるんですけど、

なんだか、自分の人生に
愛着がなく、現実感もなく、
他人事のように感じられるんです。

それでなくとも、
ノゾムの育った環境は
機能不全家庭な訳です。

有価値を感じることなんかなく、
何か出来事が起これば、
無価値な意味づけをして、
無価値感を味わう。

出来事が起こらなくとも、
心の中の隅っこの方には、
いつも虚しさや寂しさが
居座っているのです。

スッキリとした感情でいることが、
ないんです。

よく
その人にとっての
大きなイベントが控えているとき、

期待と不安が入り混じってます!
なんて、言いますよね。

この複数の感情が入り交じるのは、
ある種の緊張状態なんです。

その人にとっての
大イベント前なので、
緊張状態なんです。

付き合いたての彼氏と
花火大会に行く。

浴衣で行こうと約束をした。
似合っているかな?
かわいいと言ってくれるかな?

待ち合わせの場所におもむく時、
嬉し、恥ずかし、なのです。

これも、デート前の緊張状態。
感情は複数です。

一人の人間が、
一時に複数の感情を
持つ状態は緊張状態です。

眼の前のことに没頭すると
頭がスッキリしませんか?

感情が入り乱れることがない
状態だからです。

迷いがない、雑念がない、
などと言い表される状態です。

心の中に
無価値な思い込みを
貯め込んでいる人は

とかく、
複数の感情を
同時に動かしがちです。

私、ノゾムは
常に虚しさ、寂しさが居座っていて、

そこに、
ネガティブな感情の
無価値感が現れるのが、
お決まりのパターンでした。

さらに、無価値感を感じたく無くて、
覆い隠す様に、
怒りの感情が表出するのが
セットになっていました。

常に居座る

・寂しさ
・虚しさ

一番感じることが多い

・無価値

それを覆い隠す

・怒り

これだけの感情が
混じり合っているのですから

眼の前のことには、
いつもうわの空。

「今」を感じたり、味わったり
することも出来ませんし、

良いパフォーマンスを
発揮することも難しい状態です。

そして、
ただ生きているだけで、
消耗します。

無価値感を誘発する
ネガティブな思い込みが多い人は
内側の葛藤に疲弊します。

たとえば、柔道部で、
地区大会の一回戦です。

有価値感優位の選手は
眼の前の対戦相手、
そして、なにより
自分に集中します。

「今」のこの試合に
純粋に向き合います。

無価値感に苛まれる選手は
対戦相手より先に
自分の内側の葛藤を
どうにかしなければ、なりません。

相手は強そうだな。

練習サボったからなぁ。

負けたら、後輩から
ダメな先輩だと思われるな。

明日、クラスで
からかわれるかな。

などなど

試合に関係ないことが、
頭をグルグルと巡るのです。

この違いは実に大きいのです。

精神的には
有価値感優位の選手の
何倍も疲弊します。

有価値感優位の選手は
今に集中し、今を生きてます。
頭はクリアです。

一方、
無価値感優位の選手は
過去への後悔、
未来への不安、
相手への脅威…。

肝心の今がお留守です。

うわの空なのです。

頭の中はぐちゃぐちゃです。

どうして、こんなに
違いが出来てしまうのでしょうか。

それは、有価値感も無価値感も
ひとつ現れると、
あとは、複利で増えてゆくからです。

幼い頃から、愛情を惜しみなく
注がれた子供は、大切に扱われる度に

自分には
無条件に絶対的な価値がある、と
感じるようになります。

これが、有価値感です。

一方、機能不全家庭で育った
愛情不足の子供は、

価値のない存在として
扱われる度に

自分には、価値がないという
思い込みを強く持ちます。

これが、無価値感です。

かたや、
自分には価値があるので、
失敗も怖くないのです。

失敗しても、そんな自分には
価値があると思えるからです。

一方は、
自分には価値がないから、
失敗は許されないのです。

失敗する、そんな自分には
一切価値はないからです。

成功する度に、
価値があると意味づける子供は

失敗しても、価値は下がらないのです。
自分には絶対的な価値があるのです。

自分は無価値だと信じる子供は
結果がすべてです。

自分には価値がないから、
結果だけがすべてなのです。

両者には
広い板の上を歩くのと、
細いロープの上を歩くほどの
違いがあります。

精神的な余裕が全然違います。


感情を選ぶ

残念ながら

生立ちを
今から変えることは出来ません。

しかし、
湧いて来た感情を
選ぶことは出来るのです。


有価値を感じることが良いことで、
無価値を感じることが悪いとは、
言っておりません。


無価値感に苛まれることに
飽きたのならば、

ぐちゃぐちゃより
スッキリがいい…。

という気分になったなら、

感情はご自分が選択していることを、
思い出してみてください。

感情は選べる…。

これ、ホントの話しです。


NAMIDAサポート協会カウンセラー
心の伴走者ノゾム












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