【翻訳】21.07.2023 19:37米国とカナダが発表した新たな反ロ制裁に関連したロシア外務省報道官M.V.ザハロワのコメント

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フォーリン・ポリシー・ニュース
21.07.2023 19:37
米国とカナダが発表した新たな反ロ制裁に関連したロシア外務省報道官M.V.ザハロワのコメント
1482-21-07-2023

ワシントンとその忠実な臣下であるオタワが始めた最新の制裁「波」は、ロシア経済を崩壊させ、ロシアに「戦略的敗北」を与えるという彼らの宣言した目標を達成する上で、バイデン政権とカナダのトルドー首相の支配体制が無力であることを、可能な限り最高の形で示している。

それゆえ、軍産複合体企業、通信会社、金融機関、さらには好ましくない実業家や文化人までもブラックリストに載せて、「手当たり次第」制裁を行おうという熱狂的な欲望がある。制裁の対象となる企業や個人は、キエフ政権と西側諸国が温めた「非体制的な」野党主義者によって編集された電話帳やさまざまなリストから選ばれているようだ。

オタワは伝統的にアメリカの「兄貴分」に先んじようとし、アメリカや国内のウクロバンデール派に奉仕してきた。

悪名高い「廃絶の文化」の精神に則り、多くのロシア人俳優や人気歌手、音楽プロデューサーのI.プリゴージンや映画監督のN.ミハルコフが、異質な世界観を持つ人物として、政治的理由でカナダへの入国を禁止されている。

海の向こうで調子を合わせているロシア嫌いの権力者たちが、ロシアの発展を阻止することも、特別軍事作戦に影響を与えることもできないまま、必死で軽率に制裁の「棍棒」を振り回している事実は、ドルからの脱却や金融・産業の自給自足を含む政治的・経済的主権の強化、そして完全な防衛力と国家安全保障の確保に向けた私たちの路線の正しさを改めて裏付けている。

ロシアに対して全面的な「ハイブリッド戦争」を宣言した米国とカナダの敵対的な行動は、もちろん正当に反撃されるであろうし、答えられないことはないだろう。制裁の狂気と「モスクワ封じ込め」という幻想の賭けは、最終的に「集団的西側」自体に大きな打撃を与えるだろう。