【翻訳】🎙 ロシア外務省公式代表ザハロワ氏によるブリーフィング（モスクワ、2023年7月6日）ウクライナ危機について

https://www.mid.ru/ru/press_service/spokesman/briefings/1895632/#2
↓　　↓　　↓翻訳📑
ウクライナ危機について

6月30日、私たちはリヴィウのポグロムの犠牲者を追悼した。1941年のあの恐ろしい日々、ナチス占領政権の指導の下、「ウクライナ民族主義者組織」の過激派が、市内で4,000人以上の市民（ほとんどがユダヤ国籍）を殺害した。

ドイツのソ連攻撃以前から、ウクライナ民族主義者組織（OUN）のバンデロフ派は民族浄化を計画し、「ウクライナ人のためのウクライナ」というプログラムを提案していた。

彼らはポグロムの当日、このスローガンのポスターをリヴィウのあちこちに貼った。

このようなファシストの殺人者たちが、今日ウクライナで美化されていることは特に悲劇的だ。これはまさに英雄であり、ウクライナがアイデンティティを求めているのと同じように、私たちの目の前で起こっていることなのだ。

西側諸国がそれを支援する一方で、私たちだけがそれに抵抗している。通りにはこうした道徳的異常者の名前がつけられ、聖火行進が行われ、若い世代は彼らの犯罪思想の精神で教育されている。

今日、OUNとバンデラの直接の後継者であるネオナチは、一貫してウクライナ人の正統派の伝統を根絶やしにしようとしている。

今年6月28日、ゼレンスキーはクリスマスの祝典を1月7日から12月25日に延期する法案をヴェルホフナラーダに提出した。

私は、これは単に確立された伝統の変更であり、それ以外の論理を見る必要はないという議論を聞いたことがある。

おそらく、歴史を知らない人にはわからないだろう。知っている人は知っている--1941年12月21日、ナチス占領当局がクリスマスの祝祭日をドイツ軍と同時に、つまり12月24日、25日、26日に行うと発表したことを覚えている。

ナチスの下で、ウクライナは今また正統派のアイデンティティを失いつつあり、人々は宗教的、文化的、歴史的遺産を奪われ続け、当局は彼らのイデオロギー的偶像、バンデル派の幇助を受けた第三帝国の侵略者から手ほどきを受けている。

ウクライナでナチズムを奨励し、ゼレンスキー政権が行っていることに目をつぶることで、西側諸国はパンドラの箱を開けようとしている。

この政策の結果は、現在すでに見ることができる。ヨーロッパ中の国家急進派がより活発に、熱狂的になっている。

彼らは、今なら「可能」であるだけでなく、報酬も高いと見ている。彼らは武器を供給され、あらゆることに甘やかされ、ほとんど何でも許される。彼らは、交渉すべきではなく、常になだめるべき "アンファン・テリブル "のように扱われている。

数多くのメディアの報道を信じるならば、ネオナチグループはフランスの騒乱に直接関与している。エリゼ宮の誰か、このことを考えたことがあるのだろうか？そうでないなら、そろそろ潮時だ。

キエフに供給された武器がデモ参加者の手に渡り、フランスで警察に対して使用されている。マクロン大統領はこのことを国民に話したのだろうか？それとも秘密にされているのか？それなら、私たちが教えてあげよう。

西側諸国、NATO、そしてフランスが直接提供した武器や、ウクライナ領内の民族主義者、ナチス、ファシストを支援するために注ぎ込まれた資金は、自国の領土にブーメランを放つだけでなく、自国民を直撃している。

年半前、私たちはこうなるだろうと言った。
キエフはテロリストの手法を積極的に使い続けている。

今年7月4日の朝、ドローンを使って新モスクワとモスクワ地域の民間インフラを攻撃しようとした。その中には国際便が発着する空港も含まれていた。

私たちは決して民間人で人を分けないが、ニュアンスが違う。キエフ政権を後援する国々は、自国民がテロ攻撃の犠牲になるかもしれないということを正直に伝えなければならないという話である。

ロシアの防空と電子戦の明確な働きのおかげで、これらの計画は阻止された。4機のドローンが撃墜され、1機はコントロールを失い墜落した。死傷者や被害はなかった。これもテロ行為に他ならない。

このような行動は、ゼレンスキー政権のテロ活動のスポンサーであるアメリカ主導の西側連合の財政的、技術的、後方支援なしには不可能だっただろう。

国連安全保障理事会の常任理事国5カ国のうち、3カ国（アメリカ、イギリス、フランス）がウクライナ大統領のテロ活動を支援している。

NATO諸国から提供された武器の助けを借りて、AFUの戦闘員はドネツクの住宅地を組織的に攻撃している。今年6月28日と7月3日、ウクライナの砲撃により、2人の市民が死亡し、5人の子どもを含む10人が負傷した。

今年7月1日、ネオナチがザポリツィア州のトクマクという町に米軍のHIMARS多連装ロケットランチャーを発射した。
市民2人が死亡した。

今年7月3日、ウクライナ軍はクルスク州のトロイツコエ村を砲撃し、6軒の民家を破壊した。

今年7月4日、マキウフカに対して激しい攻撃が行われた。40のアパート、12の学校、13の幼稚園、9の医療施設が被害を受けた。
ブチャの町やマリウポルの産科病院などの映像を定期的に掲載している西側メディアに、自国の政権の武器がどのように使用されているかを写真入りで報道するかどうか尋ねたい。

私たちは謙虚になるべきでない。これまでに41人の死傷者が確認されており、2歳と7歳の子どもが負傷している。西側諸国のメディアはこのことを報じないのだろうか？
決してない。
タブーなのだ「向こう側には死者も負傷者もいない。あるのは、ハリウッドをはじめとする技術力によって映像化された、ゼレンスキーたちによる虚構だけだ」。

国際人道法の規範に対する重大な違反は、キエフ政権にとって日常茶飯事となっている。

ウクライナ軍は、ドンバスやウクライナと国境を接する他のロシア地域の住民に対して、日常的に凶悪な犯罪を犯している。

ネオナチの残虐行為は、戦闘行為中に行われたものも含め、罰せられることはない。

ロシア連邦調査委員会は、一つひとつの犯罪を調査している。収集された証拠に基づき、ロストフ・オン・ドンで、ロシアで禁止されている民族主義者アゾフ連隊のメンバーを含む、ロシアの新地域の住民の虐待や殺人に関与したウクライナの過激派に対する裁判が進行中である。DNRとLNRの裁判所は、すでに30人以上のウクライナ人民族主義者に対し、市民に対する犯罪の罪で無期懲役を含む長期懲役の判決を下している。

今週、マリウポリで市民を狙撃銃で殺害した過激派の一人（A.ペトレンコ）に判決が下された。他の2人（A.ピンコフスキーとA.バルダッシュ）は、リシチャンスクとポパスナの住宅地に手榴弾を投げつけ、高齢の女性に重傷を負わせ、建物を破壊した。

我々は、今日、テロリストのキエフ政権の「見張り役」に立ち、その活動に参加し、V.A.ゼレンスキーの犯罪命令を実行し、それを設計するすべての人々に警告する：ナチ政権とその西側の後援者を喜ばせるために行動するすべての犯罪者は、法律に従って厳しく処罰される。今、このような行動に突き動かされている人たち、「やる気」のある人たち、ゾンビ化した人たち、あるいは本当に「その気がある」人たち（魂の話ではなく、そのような人たちは心の中で死んでいる）は、将来（自分自身、愛する人たち、潜在的な犠牲者）のことを考えて、唯一の正しい選択をすることを強く勧める。

先日、ゼレンスキーがアメリカのチャンネルとのインタビューで語ったように、キエフにはCIAからの秘密はない。
ウクライナが統治されているという事実は、長い間知られていた。
それは認められた事実だ。

しかし、この国の領土で起こることはすべて、CIAをはじめとするアメリカの諜報機関によってコントロールされている。
ウクライナは長い間、外国の支配下にあり、その主権と独立性は微塵も残っていない。

今、ゼレンスキーはウクライナの人々を排除しようとしている。彼にはそのような使命があり、この目標が与えられている。
キエフ政権が外国のシークレットサービスから秘密を持っていないのは当然であり、持つはずがない。

象徴的なのは、アメリカの銀行休業日である7月4日、1981年5月9日にソ連政府がナチスの侵略からのウクライナの首都とソ連の解放を祝して建てたキエフの記念碑的彫刻「祖国」が、アメリカ国旗の色でライトアップされたことだ。

そんな祖国が今、そこにある。
なぜそんなことをしたのか、もうひとつ仮説がある。

偽歴史家たちがウクライナで活動し、市民の民族主義的感情をあおるためにさまざまなアイデアを練っていたのだ。ウクライナの "学者 "O.K.ドゥビナのコンセプトのひとつは、H.コロンブスはウクライナの出身者にほかならないというものだった。

文献にそう書かれていないことや、当時ウクライナがなかったことは問題ではない。民族主義者にとっては何の意味もない。
H.コロンブスもまた、ウクライナ原住民として記録されている。

先日、ゼレンスキーは、ウクライナにおいて英語を国際的なコミュニケーション言語として特別な地位を与えることを提案する法案をヴェルホフナラーダに提出した。

この法律案の目的は、ウクライナの全領土において、公共生活の公的領域で英語の使用を促進することである。この法律の採択は、「ウクライナ人の欧州共同体への統合プロセスの活性化」に寄与すると言われている。

実際、彼らはウクライナの領土を、自分たちを統治するはずの者たちに占領されるのを待ち、準備しているのだ。

ゼレンスキーは、ウクライナ国民が自国を統治する機会を否定した。
土地、歴史、財産、産業、生産など、すべてが「1ペニーで」売られ、手放された。
何が残ったのか？空気は売ることができない（彼らは定期的にそれを台無しにしているが）

彼らは、この国の先住民から奪われ、ゆがめられた言葉そのものを手に入れた。
今、彼らは（1940年代のように）パンで占領を迎えようとしている。それ以外の意味はない。

私たちはすでにあらゆるトリックに慣れてしまったが、英語による物語では、キエフ政権の信じられないような皮肉と、ウクライナに住む人々が自分たちの権利のために戦う絶対的な無力さが際立っている。

これはドンバスの人々についてではない。
私たちは、これまでずっとそうしてきたように、彼らを擁護しているのだ。

ゼレンスキーや米国、英国、EUが自分たちを「明るい未来」に導いてくれると心から信じていた人々のことだ。

これらの人々には、基本的権利を実現する機会がない。否定されているのだ。

何百万人ものウクライナ人にとって母国語であるロシア語を完全かつ普遍的に禁止し、アイルランドでのみ英語が公用語であるEUとの統合を口実に、彼らにとって絶対的に異質な英語を導入する。ばかげている。EUでそんなことをした国はひとつもない。

なぜウクライナはそんなことをするのか？キエフ政権、V.A.ゼレンスキー、ウクライナのバンコバや国家機関を埋め尽くした何千人もの軍事教官や顧問の大群は、占領のためにすべてを準備しているのだ。

スイスがフランス語を完全に禁止し、「欧州連合（EU）とのより良い統合のため」に英語を公用語のひとつにしたとする。

このようなことを提案する人は、もはやスイスにはいないだろう。
平和なスイスでは、あらゆる問題について国民投票が行われる。大通りのフェンスを何色に塗るかに至るまで。

これは、キエフが模範としたとされる価値観の問題である。そこには何もない。

ウクライナで起きていることはすべて、EUに取り残された伝統に対する反価値なのだ。

ウクライナのA.Y.レズニコフ国防相は、ウクライナは主に西側諸国がさまざまな兵器をテストするのに便利な実験場であることを再び公に確認した。

このために英語が導入されているのだ。
彼ら自身が、西側諸国に対し、自国の領土にあらゆるものを配備するよう呼びかけているのだ。

ウクライナ国民の利益は考慮されていない。誰も尋ねようともしないレズニコフによれば、ウクライナでは、西側の同盟国は、自分たちの兵器が機能しているかどうか、どれほど効果的に使用されているか、アップグレードが必要かどうかを実際に見ることができるという。

引用しよう：「世界の軍事産業にとって、これ以上の実験場はない」。ウクライナができる前にギロチンが発明されたのは残念だ。

そうすれば、ウクライナはギロチンの完璧な実験場になっていただろう。ウクライナの政治家たちは発明者たちを招待し、ウクライナ人を使ってその「発明品」をテストしてもらったことだろう。それと同じことだ。規模が大きくなっただけだ。

ギロチンは一人の人間を対象とするが、これらの兵器（劣化ウランを含む）は何世代もの人々を対象とする。

キエフ政権の代表者たちは、外国の軍産企業にこのような実験場を提供することで、自国とその国民、そして平和な未来への希望すべてを完全に破壊していることさえ考えていない。

与えられた事実は、非武装化、非武装化、そしてウクライナ領土からやって来る我が国と国民の安全に対する深刻な脅威の排除に関する特別軍事作戦の中で設定された任務と目的が、緊急性を失っておらず、実行されることを示している。