保育園と幼稚園
私は幼稚園出身で、初めて勤めた園も母園。
大学で勉強したり、実際に幼稚園や保育園、子ども園などに行く時。自分の将来を考える時。「幼稚園に入っている子の方が豊かな気がする」と感じていました。
小さい年齢から保育園に預けられて「かわいそう」とは、長時間園に預けられる子どもたちへの世間の声。私もどこかそんな印象を持っていました。
ですが、3年前から今勤めている保育園で働き始め、その考えはがらっと変わりました。
預ける保護者も、どうか罪悪感なんて感じないで。一緒に居られる時間に沢山の愛情を注ぐだけで十二分。と今は思います。
そう思えるようになった理由は
「子どもの人権を守る保育へ保育全体がシフトしているから」
色々理由はありますが、この何年かで変化を感じ、こう思います。
以前よりも色々な園が出来、公立の環境から、教育やサービスなど、どんどんプラスしていくような環境も今はあります。
もちろん、保護者の「こんな風に育ってほしい」「こんな教育を受けてほしい」という願いに沿った保育園・幼稚園を選ぶことが一番幸せなのではないかと思います。
それでも、もしも自分が園を選ぶなら。
子どもの人権が大切にされている園を選びます。
園での子どもの人権とは。
一人の人間として尊重されていること
自分の思いを自由に表現出来る場であること
集団行動(社会)を学ぶ場ではあるけれど、必ずしも同じように動かなくてもよい寛容さ、ゆとりが環境としてあること
ではないかと思っています。
これを実現するためにはゆとりある人的環境が欠かせず、さらに働いている中で大人(保育者自身)の人権も大切にされていることが必要です。
そして、この条件が大切にされていれば、保育園か幼稚園であるか等は関係なく、子どもたちは自らのびのびとその子ども自身の持っている力を伸ばしていきます。
どんな子どもも、一緒に育ち合う乳幼児期を。
この言葉を私も一保育者として実践に繋げていきたいと思います。
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