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夢を叶える。


この前までは看護師になりたいと言葉にすることが怖かった。夢を語る勇気がなかった。どうせ辞めることになると心のどこかで思ってた。私には向いてない。なんで生きてるんだろう。看護師にもなれず、なんのためにここまで必死に生きてきたのだろう。不安と恐怖が常にあった。友達を作ってしまえばまたその子に迷惑をかける。それでも、学校を続けるには必要な存在。一緒に過ごす時間を楽しんでる自分が嫌いだった。できるだけ関わらず、私がいなくなっても影響が出ないようにと一緒に過ごすことをやめた。

今、生きているはずのなかった未来を生きてる。
それでも、
ずっと“大人”になることに憧れてた。成人式まであと1年。私もこのまま生きたら振袖を着て、髪を染めて、あの憧れていた大人の仲間入りだ。小学6年生の時のタイムカプセル。自分で開けれるとは、あの頃の私は思ってなかった。誰にも読まれずに捨てられて終わりだと思って書いた手紙を自分でみんなと開封するのかもな。
『死ぬ』と決めた日から将来とか夢とか、訪れないものだと思って過ごしてきた。だから、今、その夢とか将来が現実に変わることにすごく恐怖がある。

でも、ここまで生きてきたからにはもう、思い切って生きてみたい、とか思ったりもするの。
だから、自分の願望を言葉にしてみようと思った。
三者面談の時、何か感想とかありますか?に対し、私には「何もありません」と言う選択肢だってあった。あの場で「看護師になりたいです。努力したいです。」と言えたことがすごく嬉しかった。自分の本当の気持ちを三者面談の場で言えたのは初めてだった。誰のためでもなく、自分のために言えた。夢を叶えたい。


これまでも、私がどれだけ距離を置こうとしても、友達が異変に気づいて遊びに連れて行ってくれて、次の予定まで立てて、一緒に夢を見せてくれた。先に死ぬなんて許さない、死なないで私は奈海がいないと生きていけない。1人で死ぬな、絶対に生きてるうちに探し出すからな!まだ死ねないぞw。数え切れないほどの死ぬ死ぬ詐欺に付き合ってくれた。生きてと言ってくれた友達たちが私をここまで生かしてくれた。

そして今は、一緒に学校卒業したいと思える友達ができた。宿題に手がつかない夜に電話して、一緒にしてくれる。休み時間も放課後も。私のタイミングで一緒にいてくれる。まだまだ学校に対する不安も恐怖もなくならないけど、ずっと楽になった。話せるクラスメイトも増えた。グループ学習も少しずつ楽しいと思える時間が増えてる。SOSを出せば話を聞いてくれる友達と先生たちとこのまま一緒に頑張りたい。そう思ってしまう。

発作とさよならできない自分が憎い。もう逃げたくないのに、死ねたら・・って考えるのもうざい。飛べないくせに。自傷して何がしたいの、死ねないのに。もういい加減にしたい。

今日も早退してしまった。4限まで頑張れたんじゃない?って思う自分もいる。休みたい気持ちに負けた。休みたいとかだるいとか怖いとか不安とか。全部甘えでしかないと思う。逃げてるだけ。でも、高2から逃げて逃げて逃げてきた。発作のない生活とか、もう忘れちゃった。また、多くを求められることも、できない言い訳ができなくなることも、全てが当たり前になって褒めてもらえなくなることも。怖い。まだ逃げていたい。。。なんて思ったりする。


入学時は1ヶ月でも学校に通えたらいいな。
それが今では11月。
辞めたい、諦めよう、、何度も考えた。
それでも、
今の学校でみんなと看護師になりたい。
強く願う。

逃げ続けたらこの環境と居場所を。幸せを。
自分で捨てることになる。
それだけは絶対に嫌なの。


だから、頑張らないといけない。
もう負けちゃいけないの。

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