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えもい王子との思い出

凄く大好きだったとか未練があって今でも忘れられないとか
そういう感情ではないけど
ふとたまーーに思い出す人っていませんか?

私の場合、過去に傷つけたであろう人のことを思い出すことがある。

元気かなー幸せにやってるかなーくらいの程度で。
もう連絡先も知らなくて、風の噂で聞くこともないくらい存在の遠い人。

地元の友達の結婚式をきっかけに小・中の同級生とSNS上で繋がって
年末飲みに行こうとなり行ってきた。(男とサシ飲み)


勝手に私は嫌われているんだろうなーと思っていたから
気軽に誘って貰えて嬉しかったな~

当時の私の記憶ではクラスメイトの私の王子様的存在で
席替えのくじびきで隣の席になると嬉しくて、話しかけるのも恥ずかしくて
けどこの人がいるから学校に行くのも楽しみになってっていう
甘酸っぱーーーーい可愛いきゅんとする思い出だったんだけど

そんな彼と合流して20年近くたつのに笑った顔全然変わんないなーとか
おっとり話す感じもあの頃のままだなーて思ってたら

私との思い出がえもい記憶って言われて
えもいってなんだと思ってググったら

「エモい」とは、ただ単に、嬉しい・悲しいという気持ちだけではなく、寂しい・懐かしい・切ないという気持ちや感傷的・哀愁的・郷愁的などしみじみする状態も含んでいます。

と出てきて、切ない?!感傷的?!ってなってたら

ずっと言えなかったこと言ってもいい?と
私の最低エピソードを聞かされた、、

当時この王子に告白をされお付き合いをすることになった私たち
まだ中学生で公園でおしゃべりした記憶しかなく
もじもじな初々しいお付き合いで自然消滅ってのが私の記憶だったが


実際は晴れて付き合えてウキウキ3日後に
私が別の同級生の男の子と仲良さげにいる姿を見て心が折れたらしく
デートにも誘えずくよくよしてるうちに私にフラれたと。

粘ってもみたがもう決めたから無理とぶった斬られたと。
全然覚えてないけど、うわーなんか私それ言いそう想像つくーとか思って
この失恋が相当トラウマになっていたと聞かされた。

その後風の噂で王子が私のことよく思っていないことは聞いていて
そんな嫌になるほどの思い出なくない?とも思っていたけど
どうしてか尋ねるほどの関係でもなかったからそのまま疎遠に。


子供の頃の答え合わせをしてる感じで
懐かしさと甘酸っぱい記憶を思い出して
これがえもいって感情かーーてなった。

大人になっても変わらず優しさに溢れてて、腰も低くて
なんで私はこの人を選ばなかったんだろうと思った。


優しいだけだとその手を振り払って
その優しいだけの人がよかったと気付いた時には結婚適齢期をとっくに過ぎ
やっぱり今も変わらず俺のマドンナって言ってくれて
その真っ直ぐさがまぶしすぎて
私、王子が思ってるほど全然いい人なんかじゃないよと
自分の心の汚さを再確認したえもい飲み会でした。

続く、、

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