元・デザート編集長ヒットメーカーのしーげるさんに聞く!ヒットする少女まんがに必ずある要素とは?
皆様、こんばんは!ネームタンクスタッフのHAです!
今回も講談社「デザート」元編集長、編集者歴24年の鈴木重毅さん(しーげるさん)に少女まんがを学ぶ勉強会に参加してきました!!(弊社のごとう先生も一緒です!)
今回も刺激を受ける質問ばかり!!(#^.^#)
ちなみに、少女まんが勉強会について詳しくは、しーげるさん率いるスピカワークス田中さんの記事がとっても分かりやすいので、ぜひご覧ください!
https://note.com/spica_works/n/n5554bede8d26
(コロナの関係で、ただいまはオンライン配信のみとなっておりますが、アーカイブで一か月間見直しができるので作業用の励ましBGMとしてお勧めです。)
◆いま描いているものに「好き」は詰まっていますか?
今、世の中には本当にたくさんの漫画があります。少女漫画でも数えきれないくらいあるのに、少年漫画や青年漫画でも本当に数多の作品が存在します。そして国を超えれば、さらに膨大な数の漫画が出ているんです。
その中で読者の記憶に残る、心に響く作品を作る秘訣の一つはなにかというと、いかに作者の「好き」が入っているか、だと聞きました。
「読み切りでも連載でも、その作品に作者の本当の好きが詰まっているか」
そして、その「好き」が読者に分かりやすく描けているか。
しーげるさんの回答が穏やかにやさしく響きます。
(クローズドな空間なので詳しい質問内容はお伝え出来ず…!すみません!気になった方はアーカイブ視聴もできるのでぜひページ下部にあるリンクから!)
漫画って人に見てもらおうと思った時に「これでいいのかな」「下手じゃないかな」と無駄に意識してしまい、よくしようと直していたら、だんだんと何が描きたかったのか分からなくなり、思考の迷路にハマったりしませんか?
もしかしたら、その時に考えることって、すごくシンプルで良いかもしれません。
ネームを直す時は「自分が好きなもの」がちゃんと入っているか。
そこだけを見据えてみよう。
作者の「好き」はキャラでもエピソードでもシーンでも何でもいいそうです。
◆伝わるかどうかは第三者の目線で判断してもらうのが手っ取り早いのかもしれない
私は読者の方の目線を気にするあまり、ついつい恥ずかしいと感じてしまうようなシーンをカットしてしまったり、自分は好きだけど面白くないかもと思って、ほかのエピソードに変えてしまったりしがちです。
ですが、人に読んでもらった時に良い反応を貰えるのって、熱い気持ちのまま勢いで描いたものや、好きなものを詰め込んだネームが多いんです。
それって私の「好き」が大量に入っていて、少なからず読んでくれた人に伝わったから「良い」と感じて貰えたのかなって。
だとすると、今回しーげるさんから聞いた言葉は、すごく腑に落ちました。自分の好きを詰め込んで、いかにそれが伝わるように描けるか、そこに集中すれば結果は自ずとついてくるのかなって。世間に媚びを売ってもそれが自分の好きなものじゃないなら苦しむ可能性もありますよね。
世の中に受けるモノを描こうと意識するよりも、いかに自分の「好き」を作品に入れ込むか。そこで勝負することが大勢の人に読んでもらえる作品作りの秘訣かもしれない。
より多くの人に作品を見てもらうための工夫って、思ったよりも単純・シンプルで良いのかもしれないですね。
次回の勉強会もどんな質問の回答が聞けるのか楽しみです!
◆次回の少女まんが勉強会は11/20(金)です★
ご予約は下記まで!!
https://girls-manga-meeting-16.peatix.com/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?