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車中泊しながら北海道アルパカ旅③-ファーストアルパカ編-

アルパカ旅とは

曇り空のウトナイ湖の朝。
時間は朝6時。少し暑かったがなんとか寝れた。
夫は深夜1時ごろまで外のベンチでPC仕事をしていたらしい。蚊に刺されたそうだ。

この旅は北海道にいるアルパカに会いに行く旅で、そういえばちゃんと説明していなかったな。

先日アルパカ好きさんたちと一緒にオンラインで繋ぎながらみんなで日本のどこにアルパカが居るのかをリサーチして、全国アルパカマップを完成させた。

そのマップをもとにアルパカに会いに行き、飼育員さんのお話が聞けるようなら話をまとめたり新たな情報を伝えたくて旅に出ることにした。

北海道のアルパカは大まかには札幌、旭川、剣淵、釧路にいる。それぞれの街まで距離が遠いためそして雨などを避けていくためホテルや旅館の予約は全くせずにその日の行き当たりばったりで向かうなかなかの冒険なのだ。

こちらが作成したアルパカマップ。随時更新中。

天気に左右される

さて…車の中で台風情報と天気予報と睨めっこしながら今日どう動くかを考える。

昼過ぎから雨になるので野外展示と思われるえこりん村さんは最終週に行くことに。アースドリーム角山農場さんも後回しにしようかと思っていたのだが調べていると雨でもアルパカを室内展示にして見ることが出来るよう。朗報だ。
メインをアースドリームさんと札幌市内観光に切り替えて今日明日過ごすことになった。
札幌の街付近で車中泊できるところはあまり無く、移動時間のことを考えると市内のホテルに泊まった方が効率がよさそう…ということで3泊目はビジネスホテルとなりわたし歓喜。

まず海鮮を腹に入れる強い意志

朝ごはんは苫小牧で人気の海鮮丼の店に行こうとしていたのだけど日曜でお休み。ご飯リサーチ担当の夫が近くの海鮮丼やさんを探し出してきた。
どうしても北海道に着いたらまず海鮮を腹に入れておきたい、と強い意志を見せる。

車を移動して苫小牧の港に戻ってきた。朝7時から市場は開いているがお目当ての店は9時からなので、お店の人に声をかけて予約することに。
苫小牧はホッキが有名で、海鮮丼にはホッキが入っているのだか今は価格が不安定でしばらく入荷はないらしい。代打で別のネタになっているが仕方なしなのでお店一番人気のメニューを2つ頼んだ。

少し時間が出来たので荷物の整頓をしようと衣類が入っているバッグを開け、必要なものを取り出したらなぜかチャックが閉まらない。車の中で家と同じように精密にパッキン出来ないから無駄な隙間が生まれてしまったようだ。物を広げられない悲しみが押し寄せる。車の荷物はもうギリギリなので、もしかしたらお土産を積んで帰れないかもしれないなあ。その際は宅急便を使おう。

地元スーパーに立ち寄る

旅先でスーパーに寄るのが好きだ。欲を言えばご当地スーパーが良かったが全国展開のイオン系列のマックスバリューで土地のものを探すのもそれはそれで楽しい。地元と同じような店内でイレギュラーなご当地商品がここでは「わたしはレギュラーよ」と堂々と棚に収まっている姿を発見するとワクワクしてくる。

ゴールデンカムイ好きなので反応してしまった月寒あんぱんは、パンコーナーに居た


買い物を楽しんだらあっという間に9時。予約した店の前には開くのを待つ人がうろうろしている。
人気店の特徴として、待人のルールをしっかりPOPで喚起しているというのがある。他の店の前に並ぶことは御法度であり、呼んだらすぐ来ないとアウトなのは全国的にも見られるルールだ。

海鮮丼でネギトロが無いのは本気の表れ

北海道に着いてからのファーストアルパカ
アースドリーム角山農場

次に向かったのはアースドリーム角山農場。
トンデンファームという牧場の系列で主に動物との触れ合いをメインにした施設だ。
アースドリームさんはTwitterのアカウントはあるが更新はしていないようだしInstagramを覗いてみるとアルパカが居るという事は確認できる。
某お出かけサイトの情報を読んでいると「雨天でも楽しめる!」とあり室内でアルパカを展示している写真が掲載されていた。
目的地に向かうにつれ雨も本格的に降り出し、ちょっとテンションが下がっていたところでこの朗報に希望の光が差した。

案内所件売店の建物で、動物ふれあいエリアの入場券を支払い、いざアルパカ。

大きな建物の中には、どどーん!とアルパカが数十頭。テンションが上がりまくって「うわあ!いっぱいいるう!!」と思わず声が出てしまう。

柵の中にはメスと赤ちゃん、そして去勢済みのオスアルパカ合わせて14頭がいるそうだ。
去勢済みのオスアルパカというのはここだけではなく他の場所でも居たりする。

普段は建物に隣接した野外の放牧場と自由に行き来出来る様にしてある。
天気が良いとほとんどのアルパカは外へ行くので雨の日は柵から近くよりアルパカを楽しめる。雨の日に行って良かったかも…!アルパカを見に行って初めて感じた感情だった。
今年4頭の白いアルパカベビーが産まれ、スタッフさんもびっくりしたのだそう。
アルパカベビーは子供たちだけでよく遊ぶ。遊び相手が沢山いて良かったね。

柵の中に14頭、奥に1頭、別のところに2頭の合計17頭を飼育している
今年産まれたアルパカベビー


飼育スタッフさんとアルパカ話で盛り上がる。飼育スタッフさんって本当にどこの方も良い人ばかりなんですよね。先日完成したアルパカマップを存じてくださっていた。すごく嬉しい。

途中、本屋に行きたくてTwitterでフォローしていたヒシガタ文庫さんに行くことができた。セレクト雑貨が良い感じ。

宿とゴミ問題

濃厚なアルパカ話が出来てホクホクのアースドリームさんを後にして、次の目的地は札幌市内。すすきののビジネスホテルを目指す。
車旅だとどうしても駐車場付きの所しか選べず、街の中だと選択肢も一気に減ってしまう。

宿にチェックイン。宿に泊まれることで一番嬉しかったのはゴミを捨てれることだった。北海道は高速道路でも道の駅でもゴミ箱が全くない。13日も旅するので、油断するとゴミばかり出てしまう。
なので今回の旅は、いかにゴミを出すのを減らしていくかが課題になった。
マイカップでコーヒーを淹れてもらえるがお店に聞いたり、コンビニではマイカップで注げるかも確認。コンビニの店員さんは聞かれたのが初めてという感じで戸惑っていたので、渡された紙コップで注いでからカップに移し替える方式にするしかなかった。

缶コーヒーやジュースは極力買わないか、その場で飲んでお店で捨てる。コンビニでお弁当を買ったら買ったコンビニで捨てる。箸やスプーンはもらわない。

そんな感じで旅を進めていたら車内のゴミはかなり減った。だけど、どうしてもゴミは出てしまう。
そんなときは宿で捨てさせてもらえるのがとても助かる。3日間のゴミをホテルの小さなゴミ箱に入れたが、まだ余裕があったのでちょっとだけささやかに満足した。

札幌の夜、ジンギスカンと〆パフェ

札幌の夜はジンギスカン食べて〆パフェしてとはしゃいでみた。(どちらのお店も過去に行ってて新規開拓できてない)

何度も行っている夜空のジンギスカン
こちらも何度も訪れているパフェテリアパルさん

夜9時から夫はネットでミーティングがあるのでホテルに戻り、わたしはコインランドリーで洗濯して早めに就寝。

明日は夫と別行動で札幌在住の知人に会いに行く。

旅3日目、すすきののビジホにて。
なめみそ

読んでいただきありがとうございます。サポートをいただいた際には、より良いアルパカ雑貨を作るためアルパカに会いにいく旅費に充てさせていただきます。