21,06,08。もう少し年寄りに優しく。
ギターレストをボディにくくり付ける事で練習時の演奏姿勢を安定させることに成功しましたが、次に工夫が必要になったのが弦高です。
今まで使っていた愛機はネックに芯は入っているものの通常のトラスロッドの様に調整は出来ないタイプ。スチール弦用だったものをナイロン弦用として使う際にリフレットとネック&ナット&サドルをリペアショップGLIDEさんできっちり調整してもらい、それはもう弾きやすい状態になっています。
今回購入したSLG200NWはある程度調整を施した節の有る新古品でしたがチェックしてみるとナット&サドルに手を加えた痕跡が見られます。
7フレット程度までの弦高が低めな割にそれより高音域の弦高が結構高めでなおかつサドルがかなり低くなっていますから、プロの手によるものかは判らないもののナット&サドル調整の後にネックを逆反り気味にしているようです。
その調整法の理屈は理解できるので自分でもトラスロッドをいじってみましたが、今以上に逆反りにすると低中音域の弦高が低くなりすぎてバズ(びびり)が出てしまいます。
フェンダー系のエレキギターの様にデタッチャブルネックであれば、ジョイントにシムをかませる事でネックの仕込み角を調整してもう少し追い込めるのですがSLGはセットネックなので現状出来る調整はここまででしょう。
愛機の様にプロの手でリフレットや指板調整まで行えば完璧なのですが、さすがに本体購入額を超えるリペア代金を考えると別の手段を考えざるを得ません。
元々広い指板や少し高めの弦高はクラシックギターに良くある特徴ですから、これ以上は「ギターを合わせる」のではなく「己を鍛える」事で克服しようと思います。…などとカッコいい事を書いたものの、実は弦をレギュラーテンションからローテンションに変えようと既に購入してあります(笑)
愛機はハイテンションを張っていますし、一度フルサイズのクラシックギターにローテンションを張ってみた事があるのですが、タッチは柔らかくなるものの強く弾いた時のペチペチした感じの音が気に入りませんでした。
SLGで良さに気が付いたピエゾはもともとペチペチした音感が特徴でレガートに弾くとあまり良さが出ない印象ですからたぶんローテンション弦との相性は良いのではないかと思います。
今週末にでもローテンションに張り変えてもうちょっとだけ弾きやすく工夫しようなどと企むのでありました。
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