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21,01,06。鳴りにくいのね。

日中陽が出る事が無く風が強めという事で滅茶苦茶に寒い一日でした。

今日の感染者数も新記録更新となりましたが連日憂鬱な事ばかり書いても気が滅入るばかりなので久しぶりにクラシックギターの話でも書いてみようと思います。

練習時にギターを持ち替えていて愛機に張っているフロロカーボン弦に思わぬ弱点がある事に気が付きました。

クラシックギターには人口ハーモニックスを鳴らす奏法があります。左手で押弦した音階のハーモニックポイントに右手人差し指で軽く触れつつ、人差し指か薬指で弦を弾く事で任意の音階のハーモニックスを鳴らせる大変便利な技です。

初めて動画で見た時には右手の動きがよく判らず「なんで人差し指で触れているだけなのに奇麗に鳴るんだろう?」と疑問でしたがじっくり観察しているうちに人差し指以外の指で弾いている事に気が付きました。

エレクトリックベース奏者では同じように人口ハーモニックスを鳴らす方がいるのですがエレキギター奏者ではあまり見かけません。人口ハーモニックを鳴らす際にはEdward Van Halenのようにハーモニックポイントを人差し指等でひっぱたくプレイヤーが多いようです。

Jacoの 「Portrait of Tracy」をお聞きいただければわかりますがエレクトリックベースでは人口ハーモニックスを容易にはっきり鳴らす事が出来ます。
エレキギターでハーモニックスを鳴らすのであればクラシック式に鳴らすより音を歪ませてピッキングハーモニックスを鳴らしたほうが簡単にダイナミックに鳴らす事が出来る為にエレキギター奏者にあまりクラシック式を見かけないのではと思っています。

ハーモニックポイントで奇麗に音を鳴らすにはどうも弦の太さが関係しているらしく、通常のナイロン弦の太さだと高音用の単線弦でもクラシック式で奇麗な音が容易に出せるのですが細いフロロカーボンの単線弦だと鳴りが今一つなようです。

「なんだかハーモニックス鳴らすのが下手になったなぁ…」と思っていましたがギターを持ち替えて通常のナイロン弦を張ったギターだと思うとおりに鳴らせたために気が付きました(笑)

自分の愛機は通常のクラシックギターに比べて指板の幅が狭い為、テンションが固く弦の細いフロロカーボン弦を使って満足していましたが、何事にもオールマイティという事は無いのだと再認識したのでありました。





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