21,07,18。SLG200NWまとめ。
購入以来毎晩の練習は全てSLG200NWで行ってきました。
予想以上のクオリティと静音性でもはやなくてはならないギターとなり、NWの名の通り通常のクラシックギターと同等の幅の広い指板にもすっかり慣れ、導入前まで毎晩使っていた愛機の弦間隔ではまともに弾けないほど馴染んでいます。
昨夜練習後に最後の調整となるブリッジ駒低音部の下げが完了し、自分の好みにする加工が完了した事から改めてサイレントギターについてまとめてみようと思います。
まずはその存在意義となる静音性。
全く問題ありません。妻曰く「TVを見ている横で弾かれても気にならない」ほど静かで、なおかつ生音もちょっとしたフレーズの確認の為ヘッドホン無しでつま弾いた時に問題無く音が認識出来るバランスです。
ヘッドホン使用時の音。
こちらも問題無し。搭載されているエフェクトはかなり心地よく練習時に多用すると己の腕が上がったと勘違いしそうになる為極力使用を避けるほど。ピエゾとマイクのバランスを簡単に変えられる所も優秀で自分好みの音を簡単に作れます。
基本性能以外で自分が良いと思ったのが調整がしやすい事でした。
専門的な手法が要求される通常のクラシックギターの調整と違い、エレクトリックを自分で弾きやすく調整できる程度のスキルが有れば比較的簡単に好みに合わせられます。
販売価格。
価値観と経済状態によって変わりますが本体価格8万以上と言うのは結構意見の分かれるところかもしれません。「初めてのクラシックギター」としてよりも「毛色の違うエレガット」として選ぶ方が良いでしょう。もっとも自分の様に「静音性第一」で選ぶのであれば決して安価な物とは言えないものの間違いなく一択と言えます。
高性能な割に「初めてのクラシックギター」としてはどうかなと思った理由は演奏性はともかく抱えた時の感覚が明らかに通常のクラシックギターとは異なる為です。この価格帯の通常のクラシックギターは大量生産品が多く「安価なモデル」の域を出るか出ないかのぎりぎりのライン。個体差の少ないSLGはうっかり使いにくい物に手を出すよりも安牌かなとは思うのですが、自分と違い真剣にクラシックを極めたい方であれば通常のボディ感や生音のコントロールにも慣れておく意味で最初の一本はやはり通常の物を選ぶほうが良いかもしれません。
お気に入りとなっているが故に書きたい事も多いSLG。明日も続きを書いてみたいと思います。
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