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聖クロス女学院物語4巻 お姉さまのなぞとジュリエットの指輪 〈第4章 お姉さまに導かれて〉


プロローグ

第1章 ぎわくのお姉さま

第2章 花音がジュリエット

第3章 わたり廊下の告白


第4章 お姉さまに導かれて


 ジュリエット役を引き受けることに決めた花音だけれど、だからといって、ちっとも急いで演劇部に行こうというつもりはなさそうだった。とにかく遅刻が気になるわたしは、その手をにぎってぐいぐい引っ張るのだけど、花音ときたらへっちゃらみたいで、すずしい顔。

「淑女が廊下を走ってはいけませんわー。こうなったら、なかよく一緒に怒られましょう」

なんて、へんにゆうがなお姫さまぶりを発揮している。

「もーっ、花音はよくても、わたしはいやなのっ!」

 シスターやお姉さまがたに怒られたくない……って、あたりまえのことかと思ってたけど、花音を見てると、ときどきわたしのほうがおかしいのかなあと思えてくる。まあ、花音ってそういう性格だから、入学そうそう、あのパオパオにだって平気でさからっちゃうし、そんなところがかっこいいなあって、わたしはドキドキしたりもするのだけれど。

「もーっ、はやく、はやく!」
「だって、けつまづいたら困りますわー」
「うっ、それはそうだけど……。でも、お姉さまがたをお待たせするのはよくないよ!」
「あら、陽奈はわたくしよりも、お姉さまがたのほうが大事なんですの?」
「ちがうよー! もう、なんでそういう話になるの!」

 ほんと、ああいえばこういうなんだから!
 きぃきぃ言いあいながら部室棟の廊下を歩いていると、演劇部の部室にむかう階段の上から、クスクスと笑いさざめくような声が聞こえてきた。

「こら、おふたりとも、遅刻ですよ」

 えっ、この声は! 
 ハッとして見上げると、階段の踊り場のところで史織さまが手すりにもたれて、からかうようにわたしたちを見ている。そのうしろで、蜜希さまも愉快そうににやにやしていた。

「ははは! 一年生がさっそく遅刻とは、やるなあ!」

 うわあああ! わたしはあせって階段をかけあがろう……として、やめた。
花音をおいてはいけない。だって花音は、階段ではいつも手すりにつかまって、慎重にのぼり降りしてるのだから。

「す、すみません、ふたりでだいじなお話をしていたら遅れてしまって……」

 そう言いわけすると、史織さまは「あわてなくてもよくてよ」とやさしく微笑む。そしてなんとみずから階段を降りてきて、花音にすいっと手を差し出してくださった。

「どうぞ、わたしのジュリエット」

 ぶわっ! たちまち花音のほっぺが火をふく。
 さっきまでのえらそうな態度はどこへやら、急にもじもじとうつむいて、差し出されたその手をとることさえできない。そうと気づいた史織さまが、ご自分からさりげなく花音の手をとってくださった。

「行きましょう。足もと、気をつけてね」
「は、はい……」

 絵画からぬけ出した大天使のような史織さまにエスコートされて、きよらかな乙女のように頰をそめた花音がつま先を見つめながら、いっぽ、いっぽと階段をのぼりはじめる。

 うわあ、なんてすてきなシーン! 
 うらやましいけど、わたしはつい、うっとりと見惚れてしまった。
 このふたりが、今年のロミオとジュエット。
 きっと伝説の舞台になる。そんな気がする……

 なんて、すっかり感激してたら、なぜか蜜希さまもすばやく階段をかけ降りてきた。

「はい、陽奈ちゃんもどうぞ」

 王子さまみたいに、すいっとその手をお出しになる。
 えっ? すこしドギマギしたけど、すぐにそのお顔がにやにや笑ってることに気づいて、ムウッとなった。

「わたしはいいです!」

 ぷんとお断りして、たたっと階段をかけあがる。ほーんと蜜希さまって、ケイハクなかんじ! 下級生はみーんな、ご自分のファンだと思ってるんだ! 

 蜜希さまが、「陽奈ちゃんは冷たいなぁ」と苦笑した。

「ところで、奈々ちゃんはどうしたんだい? たしか、彼女にも票が入っていたと思うけど」

 わたしはおどろいて振り返った。
 蜜希さま、奈々のこと気にかけてくださってたんだ。
 すごい。いますぐここに奈々を呼んできたい!

「奈々は、裏方に徹するそうです。美術部は舞台装置を手伝うので」
「えっ、そんなのかけもちすればいいじゃないか」
「わたしたちもそう言ったんですけど、たった一票だから恥ずかしいって」
「ふぅん、気にすることないのに」

 なぁーんだと蜜希さまが、かわいらしく口をとがらせる。おそばで見ると、長いまつげにふちどられたくりっとしたおめめが、まるで子犬のように潤んでる。その瞳にほんとうにつまらなさそうな、さみしげな影がさしていて、なぜだかきゅっと胸をくすぐられた。

 あっ、こういうところなのかな? 
 奈々が蜜希さまのこと、とってもすてきに思えるのは。

「どうしたの? そんなに見つめないでよ、てれるなぁ〜」
「み、見つめてませんっ!」

 もーっ、だいなし!
 いそいでまた階段をのぼりはじめたけど、にやにやしながら追いついてきた蜜希さまが、あたりまえのようにわたしと並んで階段をのぼりはじめたから、わたしは気まずくて困ってしまった。

 あー、もし万が一、奈々に見られたらこまっちゃうな。ていうか、蜜希さまファンの二年生のお姉さまがたって、とってもこわいってお噂だけど。

 あーあ、どうせうらやましがられるのなら、史織さまとお話ししたいのに……。すこし先ゆくふたりを、うらやましく見あげる。
 史織さまが、さりげなく気づかうように、花音に語りかけていた。

「花音ちゃん、ほんとうはジュリエット役がおいやだったんですって?」
「は、はい……、いえ、あの誤解ですわ!」

 花音が借りてきた猫みたいに身をすくめた。

「し、史織さまのお相手役は光栄なのです。ただ、その、自信がなくて……」
「自信?」
「はい。わたくしは、その、ジュリエットという性格でもございませんし……」

 たしかに! 思わず、プッとふき出す。
 でも、ふと気がついた。花音はわざとそんなふうに言ったんじゃないかな。目が不自由なことを気にしていると、史織さまにさとらせたくなくて。
史織さまに、あまりたくさんのお気づかいをさせたくなくて……、ちがうかな?

「あら、そんなことを言ったら、私だってロミオなんて柄じゃなくてよ?」
「まったくだ。ロミオといえば、ぜったいにあたしの役だと思ったのに」

 わたしの隣で、蜜希さまが茶々を入れる。
 史織さまが振り返って、茶目っ気たっぷりにからかった。

「だめね、蜜希。あなたの広報活動が足りないからよ」
「えーっ、かんべんしてよ」

 わあっ、新鮮! わたしたち下級生のまえでマリアさまのように気品のある史織さまもすてきだけれど、同級生の蜜希さまのまえで、こんなふうにくだけたごようすの史織さまもすてき! 
 とくに書記長の華枝さまのまえでは、ちょっぴり甘えた妹みたいなお顔になること、じつはけっこうまえから気づいてたんだ。

「そういえば、華枝さまは……?」

 当然ながら、かなりの得票数だったはず。
 ところが、「華枝も辞退だって」と、蜜希さまが肩をすくめた。

「料理部のイベントのほうに集中したいんだってさ。中等部最後の文化祭だからね」

 中等部最後という言葉にドキッとする。
 そうか、わたしたちにとっては最初だけれど、史織さまたちにとっては最後なんだ。文化祭が終わったら、クリスマスがきて、お正月がきて、そしたらもうご卒業……? 

「そんなのいやだ!」
「わっ、なんだい、急に」
「あっ、いえ、しつれいしました……」

 パニクるわたしをどう思ったのか、蜜希さまが声をひそめた。

「まあ、許してやってあげてよ。ここだけの話、文化祭には華枝のデスティーノのお姉さまがいらっしゃるらしいんだ」

 えっ! それって、どういうこと?

「デスティーノのお姉さまがいらっしゃるって……、華枝さまはデスティーノのお姉さまがどなたかわかってらっしゃるんですか?」
「いや、本人に確かめたわけじゃないよ。でも、どうやらこの方だっていうお姉さまが、華枝にはわかってるらしくてさ。そのお姉さまはやっぱり料理部のかたで、卒業後はパティシエールをめざしてパリに留学なさったそうなんだけど……」
「みーつき?」

 おしゃべりな蜜希さまを、史織さまがたしなめた。

「こんなところで勝手にお話ししないの。華枝におこられるわよ?」
「おお、こわっ。じゃあ、陽奈ちゃん、この続きはこんど生徒会室でね」

 蜜希さまにウインクされて、「は、はぃ」とあいまいに頷く。
 そのときは奈々も誘わなくっちゃ。誤解されたら、たいへんだから!

 それまでおとなしく話を聞いていた花音が、ため息まじりにつぶやいた。

「華枝さまのお気持ち、わかるような気がしますわ。……うらやましい、デスティーノのお姉さまがどなたかわかってらっしゃるなんて」
「あら、そうなの?」

 史織さまが、またからかうように笑った。

「じゃあ、こっそり探してみたらいいんじゃなくて? おとくいの神秘の力で」
「えっ」

 みなの規範となる生徒会長さまとは思えぬだいたんなご発言に、花音がまた、あわわと挙動不審になった。

「い、いえ、めっそうもございませんわ! デスティーノのお姉さまがどなたかということには興味をもたないのがわが校の決まりですし、そのせいでたいせつなデスティーノがとぎれてしまったら困りますもの!」

 えーっ、ついこないだまで「ダウジングでデスティーノのお姉さまを見つけましょう!」なんて、さんざんわたしのことを“ゆーわく”してきたくせに!

 でも、いまとなっては、知ってしまうのがちょっぴりこわい気持ちがわかる。わたしと花音のお姉さまが同じかたかもしれないというぎわくまで、むくむくとわき出してきちゃったところだし。

 花音もそう思ったのか、チラと史織さまの横顔をうかがった。
 そして、やっぱり好奇心がおさえきれなかったらしく、あたりをはばかるちいさな声でボソッとたずねた。

「あの、史織さま……、デスティーノのお姉さまが同じ人ということってあるのでしょうか?」
「えっ、それはどういうこと?」

 史織さまが、おどろいたように花音を見つめる。
 花音があわてて、「いえ、なんでもございませんわ!」と目をそらした。

「あの、そういうこともあるのかなと思いましたの。ひとりのお姉さまが、ふたりの一年生を、その、ご担当されるといいますか……」

 花音の声が、どんどんちっちゃくなる。
 ハラハラしながら見ていると、蜜希さまが風のように階段をかけあがり、史織さまとは逆のほうから花音の肩をだいた。

「ご担当だなんて、花音ちゃんらしくないな。そんな事務的なものじゃないだろう? デスティーノって」
「そ、それはわかっていますわ。でも……」

 両脇からお姉さまにかこまれて、すねたように花音がうつむく。

「……じつは、そういう“ぎわく”があるんですの。ふたりの一年生に、なぜかそっくりのお手紙がとどくっていう」

 花音は、それがわたしたちのことだとは言わなかった。
 でも、そのしゅんかん、史織さまがふとわたしを振り返ったからギクッとした。

 ほんのいっしゅん目があって、史織さまが、かすかにわたしに微笑みかける。たちまち時間がまきもどったような感覚になって、くらっとめまいがした。入学式の御ミサで白いヴェールをかぶった史織さまが、遠くから微笑みかけてくださったあのとき。心臓がのどから飛び出るくらいドキッとして、たちまち、このかたがデスティーノのお姉さまかもしれないという閃きが舞い降りた……

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 だけど、それは、わたしのかってな思いこみかもしれない。
 史織さまはすぐに花音に目をもどすと、“ぎわく”を打ち消すように落ち着いたごようすで首をかしげた。

「そう。なにか、誤解があるのではないかしら。わたくしは、そのようなことはいま初めてうかがったけれど……」
「そうだね、きほんはやっぱり一対一なんじゃないかな。デスティーノ……つまり“運命の人”というくらいだしさ」

 蜜希さまも、まじめなお顔でそうおっしゃる。
 でも、すぐに、まぜっかえすようにあはっと笑った。

「でもまあ、運命の人がひとりとは限らないか! あははっ!」

 花音が、とたんにムキーッとなった。

「なにをおっしゃるんですの! 運命の人は、ひとりに決まってますわっ!」
「あはっ、やっぱそうかな? 失敬失敬!」

 うわ、蜜希さま、かっるーい! 
 わたしとおなじく、花音もぷりぷりしている。

 だけど、さっきまでの借りてきた猫のようなガッチガチの花音じゃなくて、いつもの堂々とした、ちょっと生意気そうな花音にもどってた。

 蜜希さまって、もしかすると、そういうとこが、すごいのかもしれない。
史織さまもクスクス楽しげに笑っているし、あのこわがりの奈々のこころにも、するっと入りこんでしまうのだから。

 なーんて蜜希さまを見直したそのとき、階段のうえから聞き覚えのあるキンキン声が、突然の雷雨のように降りそそいできた。

「花音ちゃん、おっそーい! 一年生は、みんな15分前から来て待ってるんだからね! それがじょうしきなんだからねっ!」

 あっ、璃子さんだ! いつものようにツインテールを逆立ててぷりぷりしてる璃子さんにげんなりしたけど、今回ばかりは彼女の言うことが正しい。

「ごめんね。いま、行くから」

 そう言ってかけあがろうとしたわたしを止めて、史織さまが璃子さんに語りかけた。

「ごめんなさい、花音ちゃんたちが悪いのではなくて、私たちが遅れたのよ。璃子ちゃん、みなさんにもうすこしお待ちいただけるよう、お願いしてもらえるかしら」

 さすがの璃子さんも、史織さまには弱いみたい。いつもみたいにゴロニャンとはならなかったけれど、しぶしぶ「はぁーい」とお返事をして、くるりときびすをかえした。

「恐れ入りますわ……」

 花音が、しおらしくお礼を言う。
 史織さまは「いいえ」と花のように笑うと、すこし意外なことをおっしゃった。

「私たち、よろこんでこの大役を果たすわけじゃないのですもの。すこしくらい足取りが重くったって、神様だっておゆるしになると思うわ」

 そうか。史織さまも、よろこんでロミオ役をお引き受けになったわけじゃないんだ。そう気づいて、わたしは史織さまたちもすこし遅刻ぎみだった理由がわかった。

 わざとだったんだ。生徒会のお姉さまがたが遅刻だなんて、そういえばそんなこと、あるわけがないもの。

 花音もそう気づいたようで、まじまじと史織さまの横顔を見つめた。
 史織さまが、そしらぬふりで微笑む。

「どうしたの? 私の顔になにかついていて?」
「い、いえ……、なにも」

 そう言って再び手を引かれながら階段をのぼりだした花音の顔は、さっきとはうってかわってはれやかだった。きっと安心したんだと思う。史織さまも、自分とおなじ気持ちだとわかって。

「……わたくし、やれそうな気がしてきましたわ」
「そう。私も花音ちゃんと一緒なら、がんばれそうな気がしてよ」

 たちまち、ツキンと胸が痛くなる。
 とくべつに大好きなふたりのことなのに、そのつながれた絆のなかに、わたしは入りこめないんだっていう気がして。

 だけど、すぐに史織さまは振り返り、わたしにも声をかけてくださった。神様の前でフェアであることを気づかうように。

「陽奈ちゃんも、がんばりましょうね。しっかり花音ちゃんを支えてあげてね」
「はっ、はい!」

 それは、もちろん!
 だけど、このもどかしい気持ちはなんだろう?
 まるで史織さまが花音にとられてしまうような、ううん、花音が史織さまにとられてしまうような?

 階段をのぼりきると、あたりまえだけど史織さまは花音の手をはなして、花音はちょっぴり残念そうな顔をした。そして夢のような時間をかみしめるようにまつげをふせて、史織さまとつないでいた右の手を左の手でつつみこむ。胸のまえで、大切そうに。

 いかにも花音らしい、おおげさでロマンチックなその仕草。それが、また不思議にわたしの胸をざわざわさせた。

 どうしたの、わたし。花音がうらやましいの? それとも史織さまが?
 
 なんだか、気持ちがおちつかない。窓からさしこむ夏のなごりの薄い日ざしが、なぜだかやけに目にまぶしい。とまどいながら、華やかな三人についてゆく。そしていよいよ演劇部の部室にたどり着こうとしたそのとき、内側からバンッといきおいよくそのドアが開いた。

「……やっと主役のご登場ね」

 わっ、この方もきれいなお姉さま! 思わず、目をまるくする。
 まるで映画のなかの女優さんみたい。すらりと背が高くて、すこしくせのある髪を背中までのばし、細いカチューシャでおとなっぽく前髪をあげている。

 だけど、ちょっぴり怖そうなかんじかも……

「ずいぶん焦らしてくれるじゃない、史織」

 つややかなおでこにキリキリと、細くととのえた眉がつり上がる。
 その迫力に、わたしはキャッと身をすくめたけれど、史織さまはちっとも動じないみたいだった。

「ごめんなさい、お待たせしてしまって」

 そのおっとりとしたごようすに、つややかおでこのお姉さまはフンと鼻をならして「いつものことね」と肩をすくめた。そして、こんどは花音に向かってサッと握手の手を差し出す。

「はじめまして。あなたが、あおやぎ花音ちゃんね。私が演劇部部長、3年ベトレヘム組の北村摩耶よ」
「はじめまして」

 大迫力のお姉さまの登場に、さすがの花音もしおらしくその手をとった……かと思ったら、にっこり笑って言い返した。

「あ・お・や・な・ぎ、花音ですわ。摩耶さま」



つづく



☆次回予告☆
ごきげんよう、蜜希です。ねぇみんな、陽奈ちゃんってあたしに冷たすぎると思わない? ああもツンツンされると、かえってからかいたくなっちゃうんだけどな。はははっ!

しかし、奈々ちゃんがロミジュリに参加しないとは誤算だったな。やはり美術部には、時子くんがいるから? うーん、彼女たちはしょっちゅう校内で一緒にスケッチをしてるのだから、たまにはあたしのほうに来てくれたって、ばちはあたらないと思うんだけど……おっと、なーんて思ってることは内緒にしていてくれたまえよ?

さて、次回はいよいよ演劇部での活動がはじまるのだけど、部長の摩耶くんの話がいちいち芝居がかってて長いんだほんと! 彼女はじゅうぶん美しいし、悪いやつじゃあないんだけれど、なぜだかいつも史織のことを目の敵にしてる。彼女の気持ちもわからなくもないけど、史織にとってはひたすら絡まれて厄介な……ああ、そうだ、花音ちゃんと璃子ちゃんの関係に似ているね。だから史織は花音ちゃんにシンパシーを感じるわけで……ふふっ、陽奈ちゃんは史織のことはあきらめて、あたしと仲良くしたほうがいいんじゃないかな〜、なんてね! ははは!


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